2013年03月26日

　経営学の看板講義「おもてなしの経営学」の成果として、この度、『おもてなしの経営学【震災編】東日本大震災下で輝いたおもてなしの心』が発刊されました。
　震災から２年が経ちましたが、その記憶と経験を風化させないため、震災直後から６ヵ月間にわたる宮城県下の旅館の女将の体験と取り組みを記録しました。
　表紙の帯には、「その時、女将たちは何を思い、行動したか　災害に備え旅館ホテルはいかにあるべきかを考える書」という本書の狙いが明記されています。
　（写真１を参照）
 
章立ては、以下の通り。
 
第１章　復興、絆そして松島への想い（ホテル松島大観荘　磯田悠子 女将）
第２章　南三陸、そこに生きる人びとへのおもてなし（南三陸ホテル観洋　阿部憲子 女将）
第３章　避難者１７０名と共に過ごした４ヵ月（名湯の宿　鳴子ホテル　髙橋弘美　女将）
第４章　震災被害を乗り越え、新たな旅立ち（篝火の湯　緑水亭　高橋知子　女将）
第５章　震災で傷ついた心身を癒やす温泉宿（うなぎ湯の宿　琢琇　佐々木久子　女将）
第６章　交流人口回復に向けた仙台観光行政の取り組み（仙台観光コンベンション　板橋 博 氏）
第７章　パネルディスカッション　震災下でのおもてなしの心そして復興への途－震災半年後の証言－（経営学部 おもてなし研究チーム）
 
　経営学部は、このように教育、研究、地域連携を融合させた取り組みに力を入れております。
　今後も、「おもてなしの経営学」の講義では、「みやぎ おかみ会」との連携をおこなっていきます。
　なお、今回の【震災編】に先立ち昨年11月に『おもてなしの経営学』【実践編】と【理論編】の２冊が発刊されております（写真２を参照）。

定価：本体1,600円＋税 （震災編、実践編、理論編すべて同一価格になっております）
発行者：創成社 （連絡先０３－３８６３－３８６７）


震災編


実践編、理論編