東北学院大学

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今年も全国の大学から参加者が集結した夏季集中ボランティア。松本宣郎学長が学生たちを激励。

2013年08月29日

 東北学院大学災害ボランティアステーションが、全国の大学と連携して取り組んでいる「夏季集中ボランティア(通称:夏ボラ)」。3年目を迎えた今年も、大学の夏休み期間を利用して、宮城県気仙沼市唐桑地区をはじめ、南三陸町や山元町などで、全国から集まった大学生が支援活動を行っています。

 今年の夏ボラの活動テーマは「メッセンジャー」。被災地でのボランティア活動や視察を通して受け取った様々なメッセージを発信し、被災地と非被災地を結びつける架け橋として、多くの人々に復興に対する意識を強めることを目的としています。

 8月19日、連日の酷暑に負けずに支援活動を続ける学生たちを激励しようと、松本宣郎学長が気仙沼市を訪れ、始めに被災地・気仙沼で活躍する本学OBらと共に、ボランティア活動にご協力いただいている気仙沼市役所の白幡勝美教育長を表敬訪問。学生たちに貴重な機会を与えていただいていることに感謝の意を表しました。

 その後、夏ボラの数あるプロジェクトのひとつ「気仙沼市・唐桑町プロジェクト」の第3クール(8月19日〜23日)に参加する学生らの拠点となっている御崎荘を訪問。本学をはじめ、立命館大学、名古屋学院大学、広島修道大学、早稲田大学、関西学院大学といった全国の大学から集まった26名を前に「全国から来てくださった皆さんは、ボランティアという高い志を持っている方々です。唐桑のこれからの将来、そして長い歴史を支えていくために、少しでも貢献していただけたらと思っています。どうか皆さん、暑い中、体に気をつけて頑張ってください」と激励のメッセージを贈りました。
 続いて行われた座学では、本学OBである佐藤仁一氏、齋藤欣也氏、庄司幸男氏から被災地の現状などをお話いただき、学生たちは真剣なまなざしでメモを取りながら聞き入っていました。

 その後は、参加者全員による自己紹介が行われ、各自ボランティア活動に対する思いなどが語られました。
 参加した関西学院大学の女子学生は「過去2回、七ヶ浜でボランティア活動を行ってきましたが、一度も訪れたことのない気仙沼はどうなっているんだろうという思いから、今回の参加を決めました。関西学院大学では、プロジェクト終了後に在学生たちに向けて経験したことを話す場を設けていて、今回のボランティア活動で経験したことや感じたことを一人でも多くの学生に伝えていきたいと思っています」と述べました。
 また、名古屋学院大学の男子学生は「これまで大学単体で行っていたボランティア活動に参加していましたが、他大学と一緒に活動できる本プロジェクトに魅力を感じて参加を決めました。現在4年生ですが、一緒に参加した後輩たちに、これまでの思いを繋いでいき、共に人の役に立てる心を養っていきたいと思っています」と抱負を語りました。

 「気仙沼市・唐桑町プロジェクト」は、気仙沼市唐桑地区にある御崎で津波被害を受けた古道や遊歩道の復元や漁業支援活動など、第6クールが終了する9月13日まで活動し、被災地復興の一助を担います。

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