東北学院大学

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仙台市に暮らす気仙沼市民の方々による交流会、気仙沼市長との懇談会が本学で開催されました

2013年09月19日

 気仙沼市から仙台市に避難・転居し暮らしている方々を対象にした交流会(「はまらいんや交流会」 主催:気仙沼市社会福祉協議会 共催:仙台市社会福祉協議会中核支えあいセンター、東北学院大学)が、9月14日11時30分から土樋キャンパスで開催されました。「はまらいんや」とは気仙沼の方言で、「仲間になりましょう」などを意味する歩み寄りの思いが詰まった言葉。これまで2回ほど開催され、気仙沼市民同士のつながりを大切にし、仲間の輪が広がっています。当日は土曜日の開催ということもあり、これまでで最も多い82名の市民が集いました。参加した市民の方は「住みなれない街で、なかなか外に出る機会もなく、みなし仮設(民間借上住宅)での暮らしには孤独感もあり、毎回、はまらいんや交流会の開催を楽しみにしている」と語ってくれました。会食を取りながら終始なごやかな雰囲気の中、交流会は行われました。

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 続いて14時から「仙台方面居住の被災者の皆様と気仙沼市長との懇談会」が開催されました。懇談会の前に菅原茂気仙沼市長は、松本宣郎大学長を訪れ、夏休みの長期休暇を利用した全国の大学生らによるボランティア支援に対しお礼を述べました。佐々木俊三総務担当副学長から、この夏の大学間連携による学生ボランティア活動状況の報告をおこない、さらに今後に向けた大学の支援策について説明しました。
 懇談会に先立ち、松本宣郎大学長は「学生らのボランティア活動では唐桑の皆様をはじめ、気仙沼市民の方々に大変お世話になっており、今後も支援活動に積極的におこない、地域の拠点大学として担っていきたい」と挨拶しました。
 懇談会では、気仙沼市の復興状況について菅原市長から報告がありました。気仙沼市立病院や大島架橋、三陸沿岸道路などの建設整備について説明しました。 また住民の方が最も関心がある集団移転や公営住宅の整備計画の状況、また住宅再建に伴う補助金等支援策について資料をもとに詳しく説明しました。菅原市長は、「仙台で暮らす気仙沼市民の皆様を1日でも早く地元気仙沼に迎えられるよう、住まい(集団移転など)と産業(水産業)の再建を急いでいる」と強い思いで語りかけました。
 交流会、そして市長との懇談会を終えた仙台市に暮らす気仙沼市民の方々は、互いに手を握り「また会いましょう」と語り合いながら帰路につきました。

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