経営学部の矢口義教准教授の著書『震災と企業の社会性・CSR』(発行/創成社)刊行
2014年04月02日
東北学院大学経営学部経営学科の矢口義教准教授の著書『震災と企業の社会性・CSR』(発行/創成社)が、発売されました。
矢口准教授は宮城県石巻市出身であり、震災では生家をはじめ大きく被災したそうです。その震災の年、赴任した矢口准教授が、専門分野であるCSRの観点から、震災後の地域の企業が果たした社会性をつまびらかにした書籍となっています。地域の企業とそしてメディアがいかに震災後の復旧・復興に手を携えて歩んできたかを綴ったレポートです。
「地元の企業としてできることをやってきただけ」と語る企業人。
矢口准教授は序文で、「被災地企業の震災時とその後における役割、事業そのものによって、できる限りのことをすることがCSRの基本である。企業家・実務家はそれを意識しないで懸命に事業を遂行している。本来、事業そのものに社会性が具備されており、緊急時においても、このような経済的責任をしっかり果たすことが企業の地域社会に対する貢献になるのである」と述べています。
本文、第6章では、東日本大震災以後、被災地企業がどのような活動を行ったか、企業の実名を掲載し、社会貢献活動について紹介しています。
ぜひ、本書を一読いただきたいと思います。
『震災と企業の社会性・CSR ―東日本大震災における企業活動とCSR―』
著者 矢口義教(東北学院大学経営学部経営学科准教授)
発行 株式会社 創成社
価格 2,400円 + 税
ISBN 978-4-7944-2433-4 C303