東北学院大学

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映画上映会&講演会「地域の営みをいかに描くか―震災前の暮らしと被災地の今をめぐって」開催のお知らせ

2014年09月09日

140909-1_02.jpg このたび、東北学院大学文学部歴史学科民俗学研究室では、本研究室OBで映画監督として活躍されている我妻和樹氏、さまざまな面で本研究室にご協力いただいている東北歴史博物館学芸員の小谷竜介先生をお招きし、「地域の営みをいかに描くか―震災前の暮らしと被災地の今をめぐって―」と題した映画上映会&講演会を開催することになりました。
 本イベントは、本研究室の教育・研究成果を広く市民に公開することも目的としておりますので、卒業生はもちろんのこと、一般の方々にもぜひご参加いただければ幸いです。

日 時: 2014年9月20日(土) 13:00~18:00
場 所: 東北学院大学土樋キャンパス 押川記念ホール
    〒980-8511 仙台市青葉区土樋一丁目3-1(地下鉄「五橋駅」下車徒歩5分)
入場料: 無料(定員300名/申込不要)

◆タイムテーブル◆    
13:00   開会のあいさつ
13:10   講演 政岡伸洋(東北学院大学文学部歴史学科教授)
    震災からの暮らしの3年間をどう見ればよいのか
14:10   映画上映
    我妻和樹監督作品 『波伝谷に生きる人びと』(2013年、134分)
17:00   対談 小谷竜介(東北歴史博物館学芸員)・我妻和樹・政岡伸洋
    地域の営みをいかに描くか
17:40   コメント
17:50   閉会のあいさつ


波伝谷に生きる人びと』(我妻和樹監督)<作品紹介> 
140909-1_05.jpg 宮城県南三陸町の海沿いに位置する戸数約80軒の波伝谷(はでんや)部落。本作は、東日本大震災による津波で壊滅したこの小さな漁村に生きる人びとの、震災前の日常を追ったドキュメンタリー映画である。
 物語は2008年3月に始まり、漁業者たちの日々の仕事や地域の年中行事、そこでの多様な人間関係が、ゆったりとした土地の空気とともに描き出されていく。過疎化が進みながらも豊かなくらしを育んできた波伝谷の人びとの時間と、そこに寄り添う作者自身の時間。二つの時間が重なりながら、物語はやがて2011年3月11日へと向かっていく…。
 『人が生きている限り、人の営みは続いていく。』
 震災前から東日本沿岸部の人の営みを見続けてきた作者が、震災を経験した日本人に贈る入魂の一作。

 なお、本作品の上映会は7月18日の山元町での上映を皮切りに9月6日までに県内11の市町村で上映会が開催され、河北新報、石巻河北、塩釜のケーブルテレビマリネット、FMいわぬま、FMたいはく、塩釜BAYWAVEなどで取り上げられました。

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□作品フェイスブック: https://www.facebook.com/hadenyaniikiruhitobito
□予告編: https://www.youtube.com/watch?v=MZCzGZYGWQY

このページの内容に関するお問い合わせ
東北学院大学文学部歴史学科民俗学研究室 政岡伸洋
TEL&FAX:022-721-3360(研究室直通)
E-mail:nmasaoka@mail.tohoku-gakuin.ac.jp
(夏休み期間中につき不在のことが多く、できるかぎりE-mailでお願いいたします)