東北学院大学

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「新しい東北」地域資源発掘モデルスクール事業『宮城はっぷん塾』第4回講座が行われました

2014年11月20日

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happun_pic01.gif 地域資源を生かした新たな事業や情報発信等を通じて、宮城県の未来をリードする人材を育成することを目的とした復興庁の委託事業『宮城はっぷん塾』。第3回から第5回講座までは3週連続の開催によりコンセプトをしっかりと固めていきます。

 第4回講座となる今回は、東北運輸局 企画観光部長の吉田昭二氏の挨拶からスタート。ご自身が赴任されていたスペインの観光産業を引き合いに、情報発信・受入体制の整備・コンテンツ開発の三つの柱が重要であること、またそれらに通底した「地元への誇り」が魅力を引き出すことについてお話いただきました。その中では、一年間に宮城に訪れる観光客数が、日本全体に対しほんのわずかであるというショッキングな数字も。まだまだ発掘されていない宮城の「いいとこ」を引き出す企画に向けて、受講生たちも大いに「はっぷん」したようです。

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141119-5_04.jpg 続いて、講師のお二人からの講演へ。「Soup Stock Tokyo」などを運営する株式会社スマイルズ代表取締役社長の遠山正道氏は、ミラノとロンドンから帰国されたばかり。旅の様子を紹介しながら、理論ではなく必然性と意義を伴った「やりたい」という意思と、真似ではなくオリジナルであるという矜持を持って仕事をつくって欲しい、と語りました。141119-5_05.jpg
 プロモーション映像や冊子媒体など、仕事の実績を例にとりお話くださったサステナ代表のマエキタミヤコ氏は、広告によりそのものの持つ「大義」に「メジャー感」を演出することで、より世の中に広く受け入れられること、クリエイティブディレクターとしての仕事の心得について語りました。

 前回の最後に発表された企画案の振り返りと、欠席していた受講生の企画発表が行われた後、チーム分けのための意見交換が始まりました。各自コンセプトシートを掲げて歩き回りながら、方向性の似ている人や興味を引かれた企画の提案者と自由にディスカッションをしました。自然と人の輪ができては、また新たな輪が作られる有意義な時間を経て、結成されたのは計6チーム。中には、こだわりの企画を自分一人でも実現させたい!という強い意志を持って”一人チーム”を立ち上げる受講生もいました。

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 その後、早速新しいチームでの企画作業に入り、いろいろな思いを持って集まったメンバーが一丸となって進めていく方向性を整理しました。時間の無い中、集中してまとめた内容を各チームごとに発表。講師陣からは、タイトルやポスターなど、ビジュアルイメージを制作してみることや、ターゲットの客層、交渉先や収支モデルの想定など次の課題が示されました。閉会となった後も、各チームは一週間後の第5回講座に向けて話の尽きない様子でした。

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