阪神淡路大震災20年の日、文化財レスキュー参加学生が京都大学総合博物館で活動
2015年01月21日
平成27年1月17日、本学歴史学科の加藤幸治准教授と、文化財レスキュー活動の中心メンバーである本学文学部歴史学科4年生の及川和哉さん、小野紘輝さん、櫻井かほりさん、佐藤麻南さん、千葉晶子さん、畠山和海さんの6名が、京都大学総合博物館とコラボする博物館活動を実施しました。
阪神淡路大震災20年の日にあたるこの日、まず京都大学総合博物館の常設展示室内にあるミューズラボにて加藤准教授が「東日本大震災からの生活文化の復興 ―人々の心をつなぐ“語り”と文化財の役割―」と題したレクチャーを行い、震災からもうじき4年を迎える被災地の現状と博物館の復興の展望について報告をしました。
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次に、及川和哉さん、櫻井かほりさん、佐藤麻南さんが、ロビーにて来館者に向けて文化財レスキュー活動の内容や被災地の生活文化についてのポスターセッションを行いました。
当日は終日、上記の4年生6名が、京都大学総合博物館の土曜日の企画「子ども博物館」に、京大生や京都大学名誉教授の研究者らに混じって、東北の民俗、方言、郷土玩具、仙台七夕をテーマとした4つのブースを出展。来館した親子連れや子どもたちに、東北の魅力をお伝えしました。
近畿地方では、最近では東北の被災地のニュースはほとんど流れることはなく、人々の日常の話題にものぼることはなくなっています。被災地が現在進行形で動いていることや、大学生が様々な活動を展開していることを、様々な機会にお伝えしていくことが必要となっています。