文化財レスキュー企画展「金華山と鮎川浜の歩んだ近代」 開催のお知らせ
2015年08月03日
東北学院大学では、東日本大震災で被災した牡鹿半島の文化財等の保全作業に取り組んできました。昨年度末にはその作業を終え、文化財を石巻市教育委員会に返却しました。
今年度からは、レスキューされた文化財等を使った小さな展覧会を開催していきたいと思っています。今回は、聖地・金華山への信仰や生活のかかわりを示す民具や古写真、モノクロの映像を展示します。鮎川浜をはじめとする牡鹿半島の浦々では、金華山に豊漁や家内安全の願いをかけて祈ってきました。また、鮎川浜からは金華山への渡船が営まれ、金華山観光の玄関口としてにぎわってきました。
かつてのくらしのイメージを思い起こしてもらいながら、復興していく地域がもともと持っていた文化に誇りを取り戻してもらうきっかけにしていただければと思います。
東北学院大学文学部歴史学科 准教授 加藤幸治
![]() 2014年8月の会場 |
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記
文化財レスキュー企画展「金華山と鮎川浜の歩んだ近代」
・期間:平成27年8月9日(日)~12日(水) 【入場:無料】
*9日/13:00~16:00 10・11日/10:00~16:00 12日/10:00~14:00
・場所:おしかのれん街前テント(石巻市鮎川)
牡鹿公民館(牡鹿保健福祉センター「清優館」)
・主催:東北学院大学博物館・牡鹿半島・思い出広場実行委員会
「文化庁・地域の核となる美術館・博物館支援事業」にて実施
〇問い合わせ先
東北学院大学博物館
仙台市青葉区土樋一丁目3-1 TEL.022-264-6920