金菱清ゼミナール編『呼び覚まされる霊性の震災学──3・11生と死のはざまで』新曜社 1月20日 発売予定(書店販売 2月3日頃~)
2016年01月08日
東日本大震災から5年を前に、本学教養学部地域構想学科の金菱清教授およびゼミナールによる編著の4冊目が上梓されます。タイトルは
『呼び覚まされる霊性の震災学──3・11生と死のはざまで』
主な内容は…
▶霊を乗せて走るタクシータクシードライバーの幽霊体験、
その真相とは?
▶わが子は記憶のなかで生きていると慰霊碑を抱きしめる遺族
▶700体もの遺体を土中から掘り起こして改葬した葬儀社
▶津波のデッドラインを走る消防団員
▶骨組みだけが残った防災庁舎を震災遺構として保存するか
被災地の生と死の現場に迫るノンフィクション。亡くなった肉親や津波犠牲者の存在をたしかに感じるという、目にみえない霊性の世界に迫ります。
第1章:死者たちが通う街:タクシードライバーの幽霊現象
第2章:生ける死者の記憶を抱く:追悼/教訓を侵犯する慰霊碑
第3章:震災遺構の「当事者性」を越えて:20年間の県有化の意義
第4章:埋め墓/詣り墓を架橋する:両墓制が導く墓守りたちの追慕
第5章:共感の反作用:被災者の社会的孤立と平等の死
第6章:672ご遺体の掘り起し:葬儀業者の感情管理と関係性
第7章:津波のデッドラインに飛び込む:消防団の合理的選択
第8章:原発避難区域で殺生し続ける:猟友会のマイナー・サブシステンス
東北学院大学震災の記録プロジェクト 金菱清(ゼミナール)編
『呼び覚まされる霊性の震災学── 3・11生と死のはざまで』
四六判並製200頁・本体2,200円+税
ISBN 978-4-7885-1457-7 C1036
(新曜社刊) 平成28(2016)年1月発売 [書店販売 2月3日頃~]
www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1457-7.htm
【既刊紹介】
東北学院大学 震災の記録プロジェクト 金菱清編
3・11慟哭の記録―71人が体感した大津波・原発・巨大地震
(新曜社刊) 平成24(2012)年2月発売
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1270-2.htm
東北学院大学震災の記録プロジェクト 金菱清(ゼミナール)編
千年災禍の海辺学―なぜそれでも人は海で暮らすのか
(生活書院刊) 平成25(2013)年3月発売
http://www.seikatsushoin.com/bk/107%20sennensaika.html
東北学院大学震災の記録プロジェクト 金菱清(ゼミナール)編
震災メメントモリ―第二の津波に抗して
(新曜社刊) 平成26(2014)年6月発売
http://www.shin-yo-sha.co.jp/mokuroku/books/978-4-7885-1389-1.htm