東北学院大学

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多賀城キャンパスで賑やかに開催された「工学部祭2017」

2017年10月26日

 10月14日(土)・15日(日)の両日、工学部多賀城キャンパスにおいて「工学部祭」が開催されました。
 あいにくの曇天ながら、10時の開門と同時に近隣の市民や小中高生、友人と連れ立ったグループ、家族連れなど多くの方々が多賀城キャンパスにやって来ました。
 今年のテーマは「CHANGE」。52回目の工学部祭を迎えるにあたり、先輩から受け継いだものをさらに良いものにしていきたいという想いから、このテーマが掲げられました。学生スタッフたちは白文字で「工学部祭CHANGE」と入ったブルーのツナギを着て、イベントの準備や呼び込みをするなどいきいきと朝から動き回っていました。

 1号館の前に開設された恒例のバザー会場には、オープンと同時に大勢が集まり、お気に入りの品物がないか熱心に見ていました。学生たちはバックヤードのテントから品物を取り出すごとに「額縁ですよー!」「このガラス食器はどうですか?」と声をかけ、お客さまからは「ちょっと重いわ、漬物石にいいわね(笑)」といったやり取り。その横では「これはいくら?」「50円です」「それならいらない、10円!」「10はキビシーです、20円」と、ほほえましいやり取りがあちらこちらで交わされていました。
 参加していた親子連れは「毎年ではないけど、近所なので仕事が休みのときは来ています。以前このバザーで子供のおもちゃを買ったので、今年もないかなと思って来てみました」と話していました。このバザーは多くの近隣の方々が毎年楽しみにしてくださっています。

 正門そばには特設のメインステージがあり、司会者が元気にオープニングを盛り立てました。プログラムもイントロ当てクイズや学生によるキレのいいダンスパフォーマンス、迫力のバンド演奏、人気のミスコンなどと目白押し。来場者は会場のベンチに座って屋台のおやつを食べたり、演奏に聴き入ったりと、思い思いに楽しんでいました。メインステージを取り囲んで並ぶ屋台の種類も多種多様。お昼時になると行列ができ、学生たちは一生懸命に注文の品をつくっていました。
 1号館では、機械学科草創期以来の歴代OBの方々による「機械TG会」のコーナーがあり、学生との交流会を開くなど和気あいあいとした雰囲気が伝わってきました。

 それぞれの研究棟では、学科ごとに研究テーマをわかりやすくパネルで解説し、多彩な実験が公開されていました。環境建設工学科の研究室ではコンクリートでかわいいオブジェをつくって販売しており、子供たちがカラフルに色を塗って楽しんでいました。
 また、液状化のメカニズムのコーナーでは、地震によって地盤と家がどのように動くか、という簡単な実験を行っていました。自然エネルギーを活かした環境にやさしいエネルギーの研究やロボットを使ったゲームなどが行われ、中庭ではパステルカラーの傘でつくった美しいアーチが展示されるなど、工学部の4学科が日ごろの研究成果を発表していました。

 旧Bグラウンドの横の広場には「キッズの森」。巨大なトランポリンの遊具からは子供たちの歓声が上がっていました。さらに、各サークルのコーナーには絵画・写真・書の力作をはじめ、アクセサリーや絵葉書の手作りの品々が並び、来場者も学生も一緒になって楽しんでいました。
 曇り空を吹き飛ばすように、「工学祭2017」の多賀城キャンパスには子供たちや学生たちの伸びやかな声が広がり、地域住民のみなさまとのあたたかい交流がさらに深まった大学祭となりました。

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