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地域協働教育推進機構主催「複雑で曖昧な現状から新しい将来像を描く─地域とともに成長するプログラムデザイン─」開催報告

2018年02月23日

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 2月15日、地域協働教育推進機構主催のシンポジウム「複雑で曖昧な現状から新しい将来像を描く─地域とともに成長するプログラムデザイン─」がトラストシティカンファレンス・仙台にて開催されました。
 今回のシンポジウムでは、宮城県のCOC+事業において特徴的な「地域協働教育コーディネーター」をどのように養成しようとしているのか、現段階でどの程度まで目標が達成されているのか、残る課題は何かなどについて探り、有識者の講話に耳を傾け、参加者自ら考え、意見を出し合いました。

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 文部科学省高等教育局大学振興課大学改革推進室改革支援第一係長の庄司祐介氏と宮城県経済商工観光部次長の髙橋裕喜氏より挨拶をいただいた後、第一部として、地域協働教育推進機構の松﨑光弘特任教授からCOC+事業について進捗を報告しました。「宮城県のCOC+事業ではディープ・アクティブラーニングの推進を基本構想とし、宮城県のみならず東北地域において、産業や暮らしの持続可能な発展と創造ができる人材や企業を増やすことが使命です」と述べました。また、高等教育をとおして持続可能性のある地域の発展に貢献することが大学としての地方創生への貢献であること、なども語られました。

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 続いて、「複雑で曖昧な現実に向き合うこれからの大学教育〜ESD(持続可能な開発のための教育)の視点から」と題し、東海大学現代教養センター准教授の二ノ宮リムさち氏が基調講演を行いました。持続可能性と大学教180223-4_8.jpg育の歴史・特長・教育学習方法などの背景に触れながら、複雑で曖昧な社会と地域の現実に向き合う大学のESD(Education for Sustainable Development)について、①現場で学生の文脈にもとづく教育(学生の学ぶことと生きることの結合)、180223-4_9.jpg②地域と大学の公正な関係、③ファシリテーター・コーディネーターの存在、④大学まるごとアプローチ(研究・教育・施設の融合、既存学位課程の変革、組織の変容)が進展の鍵となると説明されました。「ディープ・アクティブラーニングを実現するためには、持続可能性を取り巻く深くて広い対話が大きな可能性を秘めています。持続可能な社会を作るときには対立が避けられないのですが、その対立を放置すれば変革は生まれません。教育が対話の場を作ることによって、持続可能な社会作りが実現されていくのではないかと思います」と語りました。
 休憩後の第二部では松﨑特任教授の進行のもと、宮城県のCOC+の人材育成指標や地域協働教育コーディネーターの意義などに180223-4_10.jpgついて説明があった後、第一部の基調講演を踏まえて「みやぎの課題抽出」をテーマに、宮城県の経済データをもとに自らの視点で現状を確認し、将来像を描き、課題を設定するというディープ・アクティブラーニングにつながる学習・研修プログラムの設計方法を体験的に学ぶワークショップを実施しました。
 グループを作り、活発に意見を出し合い、答えを探り、最後はテーブル毎にまとめた意見を発表する場となり、参加者からはこのワークによって、「学びの順序の可視化」や「大学を超えた教職一体でのビジョンの共有」「学生に疑問の自覚を促す」といった学びを得たこと等が伝えられました。
 すべてのプログラムを終え、阿部重樹地域協働教育推進機構長・学長室長は「二ノ宮先生の大変興味深いお話、そして、たくさんの皆さまにご参加いただき、長時間にわたって大変熱心に、楽しんでいただけたことにお礼申し上げます。今回のシンポジウムから、自分の頭で考え、未来のビジョンを描き、思考のレベルでの対話とマナーとして身につけ、共有していくための努力をしていかなければならないと考えます」と閉会の挨拶を述べました。

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