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【東北学院大学 英語英文学研究所 学術講演会】小泉八雲の『心』から 夏目漱石の『心』へ(10/26開催)

2018年08月28日

小泉八雲の『心』から 夏目漱石の『心』へ

東北学院大学 英語英文学研究所 学術講演会

申込不要    定員100名    無 料    土 樋

 

日時:平成30年10月26日(金)全2回 18:00~19:30
会場:
土樋キャンパス ホーイ記念館地下1階 ホール

 小泉八雲の『心』と夏目漱石の『心』は、それぞれ、日本近代文学の最高傑作だが、一見したところでは無関係に見える。しかし、本当にそうであろうか。
 八雲と漱石は東京帝国大学の英文学講師で、前任者・後任者の関係にあった。その講義が東大の学生たちに高く評価された八雲が解雇され、漱石が八雲の代わりに就任したことが、『三四郎』の広田先生をめぐる学生運動にも反映されている。漱石は熊本の五校で英文学を教えていた時代から、八雲の存在を深く意識していた。
 では一体どういう形で「八雲」が夏目漱石の文学に現れているだろうか。外国人の目をとおして、日本人の外の様子を観察し、日本人の『心』をつかもうとする八雲の『心』は明治29年(1896年)に発表された。そして、大正3年(1914年)、1人の日本人の閉ざされた内面の苦悩を追求する夏目漱石の『心』が発表される。その間の18年間、日本では何が起きていたのか。
 この講演で、斬新な「小泉・漱石論」を展開する!

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 講座スケジュール / Schedule


作家・評論家    Damian Flanagan (ダミアン・フラナガン)

【講師略歴】
文学博士。著書に、『日本人が知らない夏目漱石』、『世界文学のスーパースター夏目漱石』、『Yukio Mishima』、『The Tower of London』(日米友好基金日本文学翻訳賞)などがある。広い分野に渡って、アイルランド、英国、日本の新聞にコラムを書いている。

 

募集人数   100名
対  象   どなたでも受講できます。
申込方法   直接会場にお越しください。
受 講 料   無料
主  催   東北学院大学 英語英文学研究所
問合せ先
 
 

東北学院大学 研究機関事務課
TEL 022-264-6401 FAX 022-264-6530