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ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会「冷戦変容期の南アジア世界」(2/29開催)

2020年01月17日

ヨーロッパ文化総合研究所公開講演会「冷戦変容期の南アジア世界」

 

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□講演内容の概要
 第二次世界大戦後新たな国際秩序が再編される過程で、南アジアにおいては、冷戦という体制下で比較的真空状態(「遅れた冷戦」)が続いたといわれている。しかし、国際情勢の緊迫化によって1960年代初頭には一気に緊張状態に陥った。このような激動する国際情勢下でのインドをめぐる諸相を考えてみたい。

□開催日時
 2020年2月29日(土)14:00~16:30

□会場
 土樋キャンパス ホーイ記念館ホール

□講師氏名・所属名・報告概要
 第一報告:南アジア国際秩序をめぐるインドとアメリカの対話
 報告概要:独立後もイギリス・コモンウェルス体制への残存を決意したインドは、アジアのリーダーシップを発揮しようとした。印パ対立がますます過激化
      する中で、1954年アメリカがパキスタンとの軍事援助協定を締結し、パキスタンへの軍事援助を強めた時、インドは、中国、インドネシアとと
      もに非同盟会議(バンドン会議)にて「平和五原則」を決議し、冷戦下での第三勢力の道を提示した。その後キューバ危機、印パ対立の激化、東
      南アジアでの共産主義勢力の拡大といった危機的状況に直面して、1961年11月、ケネディとネールとの間で歴史的会談が実現した。その会談が
      どのような意味を持ったのかを考える。
 講師:渡辺 昭一(わたなべ しょういち) 本学文学部教授、大学院文学研究科科長
 主な著作:『帝国の終焉とアメリカ』(編著、山川出版社、2006年);『コロンボ・プラン』(編著、法政大学出版会、2014年):『冷戦変容期の国際秩
      序と開発援助』(編著、ミネルヴァ書房、2017年)など。

 第二報告:軍事産業都市バンガロールの誕生と変容
 報告概要:インド南部に位置するバンガロール(現:ベンガルール)は、今日、「インドのシリコンバレー」と呼ばれ、ICT産業の集積地として有名であ
      る。しかし、バンガロールの発展は、半世紀程前に軍事産業都市として始まった。1962年の中印紛争で惨敗したインドは、国防生産局を創設
      して軍備の増強に乗り出した。その過程でバンガロールには航空機産業、電気・電子・重機械産業、さらには工科大学や各種試験施設などが
      集中した。本報告では、そのようにして誕生した軍事産業都市バンガロールが先端的なICT産業都市に変容していった過程に注目する。
 講師:横井 勝彦(よこい かつひこ)明治大学商学部教授、国際武器移転史研究所所長
 主な著作:『軍縮と武器移転の世界史-「軍縮下の軍拡」はなぜ起きたのか-』(編著、日本経済評論社、2014年);『航空機産業と航空戦力の世界的
      転回』編著、日本経済評論社、2016年);『ブリテッシュ・ワールド―帝国紐帯の諸相』(共著、日本経済評論社、2019年)など。

□対象
 どなたでも受講できます

□申し込み方法
 直接会場にお越しください

□受講料
 無料

□主催
 東北学院大学ヨーロッパ文化総合研究所

□問い合わせ先
 東北学院大学ヨーロッパ文化総合研究所
    TEL/FAX 022-264-6379 E-mail europe@mail.tohoku-gakuin.ac.jp