東北学院大学

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COC+シンポジウム2019「COC+事業の総括とこれからの地域協働教育を考える」開催報告

2019年12月23日

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 12月21日、地域協働教育推進機構主催のみやぎCOC+シンポジウム2019「COC+事業の総括とこれからの地域協働教育を考える」がトラストシティカンファレンス・仙台にて開催されました。
 COC+事業は2015年度よりスタートし、「みやぎ・せんだい協働教育基盤による地域高度人材の育成」事業に取り組んできました。今回のシンポジウムでは、これまで取り組んできた課題解決型プログラムの報告、2020年度以降の大学等における人材育成と企業が成長する地域協働教育のあり方について本音で話し合い、しっかりと考える場になることを目的としました。
 開会にあたって本学の大西晴樹学長、仙台市経済局の遠藤和夫局長、文部科学省(代読)によるあいさつ後、上席COC+推進コーディネーター・地域協働教育推進機構の松﨑光弘特任教授より、COC+事業における進捗や成果報告がありました。
200120-1_6.jpg 続いて、2019年度の課題解決型プログラムの受け入れ企業である三養水産株式会社(石巻市)の辻 尚広代表取締役、現地コーディネート機関である一般社団法人フィッシャーマンジャパンの200120-1_5.jpg松本裕也氏、課題解決に取り組んだ本学経営学部経営学科3年の高橋ひな子さんをパネリストに迎えたパネルディスカッション「課題解決型プログラムの実践」が行われました。松崎特任教授がファシリテーターを務め、初めに高橋さんが8月中旬から9月中旬までの期間、三養水産株式会社で実施したプロジェクト(インターンシップ)をプレゼンテーション形式で紹介。さまざまな壁にぶつかりながら「自分にあった働き方は何だろう。地域で働くって何だろう。将来どのように生きたいのかなど、こんなにも深く考えた一か月になるとは思っていませんでした」と感想を述べました。
 その後は当時の出来事を振り返りながら松崎特任教授が3名のパネリストに質問したり、他の企業でプロジェクトに参加したフロアの学生や他県から出席した行政職員に意見を求めたり、企業、コーディネーター、行政、教員、学生からも忌憚のない意見交換が行われる場となりました。
 休憩後は「これからの地域協働教育を考える」と題して、企業、コーディネ200120-1_7.jpgーター、行政、教員、学生の出席者でグループを作り、「課題解決型プログラムに代表される地域協働教育の意味や価値はどのようなものか?」と「地域協働教育をどのように継続・発展させるべきか?」のテーマからひとつを選択して話し合い、紙に書き出すワークセッションが行われました。「ビジネスに発展しなければ夢物語でしかない」、「実際にどんなことが身につくのかをプログラムに参加していない学生たちに伝える必要がある」など、さまざまな考えが発表されました。
 続いて本学経済学部経済学科の阿部重樹教授が「大学、短大、高専、また大学教員のみならず、職員、企業、学生が一緒になって地域の協働教育の今後の継続をこれほど楽しく、熱心に話す時間を見せていただけたことに感謝申し上げます」とシンポジウムを総括し、最後に聖和学園短期大学の鳴海渉学長が閉会のあいさつに立ち、5年間の地域協働のさまざまな活動を共有したシンポジウムが終了しました。

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