東北学院大学

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本学経営学部と地域共生推進機構の共催による観光学に関する国際シンポジウムおよび公開講座を開催しました。

2020年02月21日

 2月13日(木)・14日(金)、土樋キャンパスにおいて本学経営学部(経営学部長・齋藤善之教授)と地域共生推進機構(機構長・阿部重樹教授)の共催による観光振興と観光学に関する国際シンポジウム、懇親会、公開講義を開催しました。
 両日のために、本学経営学部の村山貴俊教授、松岡孝介教授、秋池篤准教授と地域共生推進機構とが共同で準備を進めてきました。また、運営費用については、(公益財団法人)トランスコスモス財団から全面的な支援を受けました。シンポジウムおよび公開講義の講師として、国際的に活躍する観光学研究者2名を南オーストラリア大学から招聘しました。南オーストラリ大学は、オーストラリアのトップ大学の1校であり、数年前から松岡孝介教授が主導して同校の大学生・大学院生を本学経営学部で受け入れてきました。
 初日(13日)は、13時から土樋キャンパスホーイ記念館ホールにおいて、国際シンポジウム「東北地方の観光振興を考える―外国人研究者からの洞察」を開催。司会を務めた村山貴俊教授の進行のもと開会式が始まり、経営学部長の齋藤善之教授から開会の挨拶があり、続けてトランスコスモス(株)執行役員の名倉英樹氏よりシンポジウム開催を祝福するお言葉を頂きました。その後グラハム・ブラウン教授(南オーストラリア大学)より、南オーストラリア大学があるアデレード市と南オーストラリア大学の紹介があり、各報告者からの報告が始まりました。
 第1報告はロブ・ハラック准教授(南オーストラリア大学)より「技術革新と起業家精神を通じた地方観光地での観光産業発展」について、第2報告はグラハム・ブラウン教授より「場の変容に向けて―オリンピックが果たす役割」、第3報告は村山貴俊教授より「日本の地方観光地の競争力測定 宮城蔵王の事例」(村山貴俊、ロブ・ハラック、松岡孝介、秋池篤:南オーストラリア大学、東北学院大学共同発表)について報告がありました。それぞれの報告の後には質疑応答の時間が設けられ、学生通訳として参加した国際基督教大学の齋藤志帆さんと本学の相良美香シェラニーさんが、報告者と質問者の間に入って活躍していました。その後コメンテーターとして登壇した石巻圏DMOの斉藤雄一郎氏、大阪大学の勝又壮太郎准教授より発表内容へのコメントがあり、それに対して報告者が応答するなど、活発な意見交換が行われました。
 シンポジウムの終了後は、ホーイ記念館ラーニング・コモンズ「コラトリエ・リエゾン」のワークショップコートにおいて懇親会(後援:(株)創成社)が設けられ、大西晴樹学長の挨拶の後、参加者たちは和やかな雰囲気の中で情報交換をしながら親睦を深めていました。

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 翌日(14日)は、9時30分から土樋キャンパスホーイ記念館3階H303教室において講義「英語で学ぼう観光学」を開催。この講義は学生の語学力向上を開催目的の一つにするもので、松岡孝介教授の司会進行のもと、グラハム・ブラウン教授から「入門 観光イベント学」、ロブ・ハラック准教授から「入門 観光業における起業家精神」と題して全て英語にて講義が行われました。前日のシンポジウムと同様、参加者からの質問に対し丁寧に、そしてユーモアを交えながら対応されていました。講義終了後には、グラハム・ブラウン教授、ロブ・ハラック准教授、大西晴樹学長、佐々木郁子国際交流部長が土樋キャンパス本館前で記念撮影をしました。
 さらに14日(金)~18日(火)まで、経営学部の観光学研究チーム(齋藤善之、村山貴俊、松岡孝介、秋池篤)は、グラハム・ブラウン教授と共に宮城県および東京において共同研究調査を行い、観光学に関する新たな研究・教育プロジェクトの立ち上げに向けて意見交換を行いました。今後も、経営学部では、このような国際共同研究プロジェクトを推進していきたいと考えております。ご支援のほどよろしくお願い致します。

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