東北学院大学

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【重要】新型コロナウイルス感染症に関連した対策方針について〔第7報 概要〕

2020年04月24日

2020年4月22日
学生・留学生・教職員 各 位

東北学院大学
学長 大西 晴樹

新型コロナウイルス感染症に関連した対策方針について〔第7報 概要〕

 新型コロナウイルス感染症の急激な拡大を受けて、4月16日には、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく政府発「緊急事態宣言」の対象地域が全国の都道府県すべてへと拡大されました。なかでも首都・東京を始めとする13都道府県は、感染拡大防止の取り組みを重点的に進める「特定警戒都道府県」に指定されています。宮城県はその中に含まれていませんが、東北地方の中で突出して感染者数の多い県であることは疑いもない事実です。
 緊急事態宣言の下で県知事により実施される指示の内には、生活の維持に必要な場合を除く外出自粛、催物開催の自粛等の強い要請がなされ、事実上、学校施設の使用停止等による外出自粛等が含まれております。現に当初の緊急事態宣言対象地域となった7都府県では大学等のキャンパス閉鎖が次々に実施されています。そして、宮城県は4月21日の対策本部会議において、休業要請を行う施設を決定し、床面積合計が1000平方メートル超の大学など教育施設をそのまま対象に含めることとしました。その休業要請期間は、4月25日から5月6日までとされています。
 以上の状況を踏まえ、東北学院大学では、前回の「新型コロナウイルス感染症に関連した対策方針について〔第6報〕」において、市中感染のまん延状況下における対策基本方針を策定し、感染症に係る事態の深刻化に対処する諸措置の内容を提示してきましたが、ここに来て新たに、3キャンパス閉鎖の状況下における大学組織及び機能の維持継続と日本社会全体における感染症リスクの最小化という2つの目標の両立に向けて、以下のとおり対策方針の全面的刷新版を提示いたします。
 なお、新型コロナウイルス感染症に係る対応につきましては、今後とも、状況の変化に応じて継続的にお知らせいたします。

1.新型コロナウイルス感染症対策本部「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(令和2年4月16日変更)」より 〈省略〉

 

2.東北学院大学における新型コロナウイルス感染症対策の基本方針

(1)大学3キャンパス及び大学施設の閉鎖の実施〔開始2020年4月25日から〕
 学校法人東北学院の新型コロナウイルス感染症に係る危機対策本部会議が4月22日に下した決定に基づき、4月25日(土)から東北学院各設置学校のキャンパス全てを閉鎖措置の対象とします。
 東北学院大学では、土樋キャンパス、多賀城キャンパス(含む、旭ヶ岡寄宿舎)、泉キャンパス(含む、泉・泉女子寄宿舎)をすべて原則的に閉鎖し、学内関係者及び学外者共に入構を禁止します。
 感染症の流行が終息に向かって政府及び宮城県の緊急事態宣言に基づく対策措置が基本的に解除され、本学の新たな判断が示されるまで、このキャンパス閉鎖は継続されます。
1)学生について
・学生(学部学生・大学院生等)の本学キャンパスへの立ち入りは禁止する。それに伴って、原則、キャンパス内の大学施設の利用もすべて停止とする。
・大学内における学生の課外活動も停止とする。
・キャンパス閉鎖が解禁に向かわない限り、泉寄宿舎及び泉女子寄宿舎の入舎は見合わせ、旭ヶ岡寄宿舎は閉舎する。
・当面の決定事項として、2020年度前期の授業はすべてオンライン方式の遠隔授業(同時・双方的なオンタイム授業または対面授業ないし面接授業と同等の教育効果を担保する諸措置と抱き合わせのオンデマンド授業など)として実施する。
・遠隔授業を受けるために必要な環境条件(カメラ機能やスピーカー&マイク機能などを装備した端末機器、WiFi環境等)を欠く学生については、周到に事情を確認の上、大学としてできる限りの対応ないし支援を行う。
・現下の状況に照らして緊急の必要性が高い各種の相談案件(奨学金の申請や学納金の延納願い等の経済的支援策、学修に最低限必要な機器・図書・資料の貸し出しや一部利用)等のため、キャンパス立ち入りが不可欠な学生については、担当部局との綿密な事前相談及び訪問日時・場所の打合せを経てのみ、厳重な感染リスク抑制策の下で最低限の構内立ち入りを許可することがある。
2)教育職員について
・研究室や研究所施設等の利用を含め、キャンパスへの入構はすべて原則的に禁止する。
・例外的に、遠隔授業のための準備・支援や研究上不可欠な機器・資料へのアクセス等のため、入構の必要があるときは、その旨を各キャンパスの警備室に備え置かれた入構届出書に記載し、必要最小限の入構時間(○○時~○○時まで)も明記して入構すること。
・必要不可欠な入構時間としてどの程度の学内滞在を許容すべきかに関しては、キャンパス閉鎖以降における入構実態の統計的調査に基づいて慎重に判断することとする。
3)事務職員及び法人・大学役職者等について
・自宅からの外出に伴う感染リスクを極力排除する趣旨に基づき、各キャンパスに立ち入って実施する業務の範囲を必要最小限に絞り、かつそれらの業務にあたる人員の編成を(職務代理者との組み分け等の工夫も加味して)グループ別にしてローテーション制にする等の体制の下で、法人及び大学の組織運営ならびに教育機関としての業務遂行に最低限必要な人員(含む非専任事務職員)に限って入構を認める。
・上記以外の事務職員及び役職者には入構を認めない。
・入構の対象とならない在宅勤務の事務職員及び役職者については、テレワークに向けた在宅オフィス環境の整備や学内ネットワークへのアクセス経路の工夫などを進め、電子会議システムの活用も推進することで、入構した業務担当者(出勤者)との情報共有や業務連携を確保する。
4)委託業者、学外の取引事業者、関連会社等について
・キャンパスへの入構はすべて原則的に禁止する。ただし、事業継続のため主管部署が必要不可欠と判断した場合に限り、入構を認める。

(2)「3つの条件が同時に重なる場(状況)」(いわゆる「三つの密」)の徹底排除 〈学内通知済み〉
1)換気の悪い密閉空間にしないための換気措置の徹底
2)多くの人が手の届く距離内に密集しないための配慮(社会的距離の確保)
3)密接した環境での会話や発声による飛沫感染のリスク排除

(3)感染リスク低減のための諸方策 〈学内通知済み〉
1)不要不急な外出の自粛(できる限りの自宅待機)要請 
2)感染が疑われる者の除外
3)感染リスク軽減策の徹底

3.新学期の教育研究に係る活動について

(1)緊急事態宣言発令に基づく対策措置について(東北学院大学における新型コロナウイルス感染症対策の基本方針要約)
学生及び教職員の生命と健康を重視し、「東北学院大学における新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」(第7報)として、次の対策措置を講じる。
1)閉鎖するキャンパス
・土樋キャンパス(含む、ホーイ記念館)
・多賀城キャンパス(含む、旭ヶ岡寄宿舎)
・泉キャンパス(含む、泉・泉女子寄宿舎)
2)閉鎖する期間
・2020年4月25日(土)から、政府及び宮城県の緊急事態宣言に基づく要請・指示の解除に基づき本学の新たな判断が示されるまで。
・緊急事態宣言に伴う対策措置の継続状況によっては、閉鎖期間の長期化も十分ありうる。
3)閉鎖中の入構禁止措置
・学生・教育職員・事務職員、法人・大学の役職者等、学外の委託業者・取引事業者・関連会社等については、前記2.「東北学院大学における新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に記載のとおり、必要最小限の学内関係者を除き、原則として入構は不可とする。
・学生については、緊急の必要性が高い各種の相談案件(遠隔授業環境のない学生による一部施設利用や図書・資料・機器の貸し出し等)のための学内窓口訪問を、事前の周到な打ち合わせを経た場合にのみ認める。
・教員の研究室利用については、遠隔授業準備のためなど限定的に許容された目的のためにのみ、かつ必要最小限の時間に限って入構を認める。
・学外の委託業者や取引業者、関連会社等については、学内部署との電話やオンラインでの周到な打ち合わせを経て、事前の予約を取り付けた日時・場所への訪問に限って学内への立ち入りを認める。
4)その他
・閉鎖中の各キャンパス入構場所は、各キャンパス正門のみとし、立ち入りの際には必ず正門警備室を訪ねてその指示に従うこと。

(2)前期授業実施(遠隔授業方式)について
1)授業開始日は5月7日(木)とします。
2)対象学生:学部学生・大学院生・留学生等対応
3)実施方法:
・前期授業についてはすべて遠隔授業の方式、すなわち遠隔オンタイム方式(電子会議システムZoom活用)またはオンデマンド方式(学習支援システム「manaba」利用)によるものとし、面談参集型の対面授業は行わないものとする。
4)受講環境:
・授業を受講する学生は各自、自宅・自室のパソコン・タブレット端末等より遠隔授業に臨むものとする。
・ただし、自宅・自室に十分なWiFi環境や受講に要するパソコン・タブレット端末等が備わっていない学生については、それぞれの置かれた状況を確認の上、下記の担当部署において、できる限りの支援策を講じるものとする。

(3)各種大学主催イベントについて 〈既報 学内通知済み〉

(4)学生の課外活動について 〈既報 学内通知済み〉

(5)ボランティア活動について 〈既報 学内通知済み〉

(6)就職活動・企業セミナー等について 〈既報 学内通知済み〉

(7)学生・留学生・教職員の国外・国内出張について 〈既報 学内通知済み〉

(8) 学生・留学生・教職員の海外の渡航・受入れに係る対応 〈既報 学内通知済み〉

(9)学内での会議開催について 〈既報 学内通知済み〉

4.職員(非専任を含む)の勤務管理の特例措置について 〈既報 学内通知済み〉

 

5.学生・教職員の新型コロナウイルス感染症に関する相談・受診・予防策 〈既報 学内通知済み〉

 

6.学生・教職員の新型コロナウイルス感染症罹患及び濃厚接触時の対応 〈既報 学内通知済み〉

 

7.学生・教職員の私的な移動について

新型コロナウイルス感染症の爆発的拡大が社会的に懸念されている目下の状況において私生活上も不要不急の移動(外出等)は慎むこと。とりわけ宮城県外への移動や公共交通機関の利用は避けることを強く要請します。

 今後の状況により、対象期間の延長や対策強化の可能性があります。大学からの通知(東北学院大学ホームページ、東北学院ポータルMyTG「お知らせ」等)に注意してください。