第4回仙台短編文学賞 公募状況
2020年11月19日
今年で4回目となる仙台短編文学賞が11月16日に締め切られました。仙台短編文学賞実行委員会事務局(荒蝦夷・プレスアート・河北新報社)は、11月18日、今年の応募総数が374編であったことを発表しました。
仙台短編文学賞はジャンルを問わず、仙台、宮城、東北と何らかの関連がある未発表小説が対象。7月1日から約3か月半の募集期間を設けた結果、374編と、前回より100編ほど少ない応募でしたが、メールで161編、郵送で213編、イタリアなど海外からの応募もありました。事務局では、コロナ禍で思うように広報活動ができない中、まずまずの応募数であったこと、その影響か学生の応募数が多少増えたと解説しました。
今回の選考委員は作家・クリエーターのいとうせいこうさんが務めます。賞は大賞のほか、仙台市長賞、河北新報社賞、プレスアート賞、そして学生対象の東北学院大学賞が選出され、それぞれの受賞作品は2021年3月に発表され、河北新報、「Kappo」(プレスアート)、「震災学vol.15」(東北学院大学)などに掲載される予定です。
昨年の第3回の授賞式は新型コロナウイルス感染症の感染拡大に配慮し中止されましたが、来年春には第3回、第4回の受賞者を一堂に集めた授賞式を行う予定です。
仙台短編文学賞関連の話題としては、第3回仙台短編文学賞を受賞した佐藤厚志(本学同窓生)さんが、宮城県芸術選奨新人賞を受賞しました。また、第3回の選考委員を務めていただいた柳美里さんが、全米図書賞翻訳文学部門を受賞されました。
おめでとうございました。
![]() 作家・クリエーターのいとうせいこうさん |