東北学院大学

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経済学科倉田ゼミの学生チームが「NRI学生小論文コンテスト2020」で大賞を受賞しました

2021年01月18日

 野村総合研究所(NRI)が主催する「NRI学生小論文コンテスト2020」において、本学経済学科2年(倉田ゼミナール所属)の丹野円さん、渡辺結衣子さんの小論文「お野菜ヒッチハイクプロジェクト~野菜の廃棄ゼロを目指した新しい直売のカタチ~」が最高賞である大賞を受賞しました。今年で15回目となる同コンテストの中で、北海道・東北地域の大学に所属する学生の大賞受賞は今回が初めての快挙となります!

210116-2_1.jpg 「NRI学生小論文コンテスト2020」は、日本と世界の未来について、時代を担う若い学生が考える機会を創出することを目的とした論文コンテストです。大学生、高校生の各部門からなり、大学生の部には全国の大学から201件の応募があり、その中から予備審査、一次審査、二次審査、論文最終審査を経て、4組が最終審査会に選出されました。
 この4組に選出された丹野さんと渡辺さんは、2020年12月18日にオンラインで開催された最終審査会でプレゼンテーションを行い、厳正なる審査の結果、大賞に選出されました。
 「サステナブル未来予想図~最適な社会の構築に向けて~」をテーマとした今回のコンテストで丹野さんと渡辺さんは、市場における農産物の価格維持のために流通前に農家が農産物を廃棄する「産地廃棄」に注目。この問題に対する解決策として、流通や販売に消費者も参加しそれぞれのコストを抑えることで農産物の無駄な廃棄を減らし、さらには地球温暖化抑制にもつながる「お野菜ヒッチハイクプロジェクト」を提案しました。

【受賞者のコメント】
●丹野 円さん
 最終審査(プレゼン)のお知らせを頂いてから、それはもう、遮二無二なって準備を進めました。倉田先生や渡辺さんはもちろんのこと、プレゼンでお話しした石巻の合宿での出会いや、ゼミの友人の助け無しにこの結果はあり得ませんでした。この経験を糧に、よりチャレンジングな3年目にしたいと思います!

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●渡辺 結衣子さん
 大賞という評価を賜ることが出来て非常に光栄に思っています。論文や最終審査の発表に数ヶ月全力で取り組んできた努力が報われた想いです。プロジェクトを一から考案するのは大変でしたが、倉田先生や丹野さん、写真の使用許可を頂けたスシロー様などたくさんの方々の協力で完成させることができました。心より感謝申し上げます。

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【指導教員のコメント】
 2人で力を合わせて、生産者・消費者・社会に対するWin-Win-Winなアイディアを考案されました。問題解決のための視点が素晴らしかったです。また、どうすれば伝わる文章・プレゼンになるか2人で意見を出し合い、実行していく姿勢は目を見張るものがありました。想いが伝わり、本当によかったです。おめでとうございます!(経済学科 教授 倉田 洋)

 また、本学からは丹野さんと渡辺さんの大賞受賞のほかに、同じく経済学科2年(倉田ゼミナール所属)の菊田大翔さん、工藤大和さんの小論文「環境保全と再生可能エネルギー~エコシティ気仙沼の取り組みを参考に~」が奨励賞を受賞しました。

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【指導教員のコメント】
 サステナブル社会を導く環境を保全するため、「プラスチックごみ処理」と「再生可能エネルギー導入」に対する提案を、故郷である気仙沼を例に導き出しています。ごみ処理への返礼品やアートの作成などオリジナリティあふれる提案がある一方、現実の数値に基づいた緻密な検討が行われている力作です。おめでとうございます!(経済学科 教授 倉田 洋)

【受賞の概要】
<大賞>
●タイトル
 お野菜ヒッチハイクプロジェクト〜野菜の廃棄ゼロを目指した新しい直売のカタチ~
●著  者
 丹野 円(経済学科2年)、渡辺 結衣子(同)
●論文の要旨はこちら(PDF:92.6KB)
●最終審査会(プレゼンテーション)のようすはこちら(リンク先:You Tube「NRI Official」チャンネル)

<奨励賞>
●タイトル
 環境保全と再生可能エネルギー~エコシティ気仙沼の取り組みを参考に~
●著  者
 菊田 大翔(経済学科2年)、工藤 大和(同)
●論文の要旨はこちら(PDF:130KB)

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【関連リンク】 NRI学生小論文コンテスト2020