第4回仙台短編文学賞 各賞決定
2021年03月08日
「仙台短編文学賞」は仙台・宮城・東北の地から発信する文学賞として2017年に始まりました。2020年度は第4回の公募を行い、応募総数374編、北海道から沖縄まで36都道府県から応募があり、海外からも2編の応募がありました。この度、大賞ならびに各賞が決定し、3月3日仙台短編文学賞実行委員会により報道発表が行われ、6日に報道解禁となりました。
第4回の選考委員を務めた作家のいとうせいこう氏は、講評にて「震災から10年目となる中、大震災をどう語り継ぐかという社会問題に鮮やかな答えを与えている『仙台短編文学賞』」と述べています。
各賞は以下の通りです。
◇大賞
「海、とても」 森川樹 もりかわ いつき(46歳・兵庫県在住)
◇仙台市長賞
「蛍」 本郷久美 ほんごう くみ(62歳・埼玉県在住)
◇河北新報賞
「骨」 時田日向 ときた ひゅうが(22歳・神奈川県在住)
◇プレスアート賞
「月にかける」 東風谷香歩 こちや かほ(33歳・福島県在住)
◇東北学院大学賞
「雑踏を奏でる」 茂木大地 もぎ だいち(22歳・仙台市在住)
◇東北学院大学賞奨励賞
「正解」 川上新 かわかみ あらた(17歳・仙台市在住)
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受賞作は以下の媒体で発表される予定です。
① 大賞と河北新報賞は、3月18日(木)の河北新報第2朝刊に掲載
② 仙台市長賞と東北学院大学賞、同奨励賞の3編は『震災学』(東北学院大学・荒蝦夷 3月31日発売予定)に掲載
③ 大賞とプレスアート賞は『Kappo 仙台闊歩 vol.111』(4月5日発売号)に掲載
※発表順