東北学院大学

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宮城県・仙台市共同「緊急事態宣言」下の新学期を迎えて【入学式・オリエンテーション・前期授業について】

2021年03月26日

新入生および在学生の皆さんへ

東北学院大学  
学長 大西 晴樹

 春の陽気につられて桜の開花はもうすぐです。

 季節は移ろいますが、残念なことに、ここ宮城県・仙台市においては新型コロナウイルス感染症患者の増大に伴い、3月18日より「緊急事態宣言」が発出されました。私は、大学HPに掲載した「2021年前期授業実施について」(3月12日付)という文章において、「東北学院大学は、・・・可能な限り対面を重視した授業を実施します」と述べましたが、その後、宮城県・仙台市における感染者数の急増に鑑み、対面授業を次のように制限せざるを得ません。

【入学式について】
 まず4月1日の入学式ですが、仙台市体育館(カメイアリーナ仙台)における新入生全員出席の入学式を取りやめ、土樋キャンパスのラーハウザー記念東北学院礼拝堂における代表者入学式に切り換えて、11時より実施します。入学式の模様は大学HPにおいてライブ配信されるので、そちらをご覧ください。

【オリエンテーションについて】
 4月2日~7日にかけて実施されるオリエンテーションですが、泉キャンパスと多賀城キャンパスにおいて一部を対面でのオリエンテーションとして実施します。その他の日程は遠隔(オンライン)によるオリエンテーションとします。新入生の皆さんが大学のキャンパスに立ち入ることが出来るよう、グループ主任の教員、オリエンテーションリーダーの先輩、そして学生部が、感染対策を十分に施して、皆さんを歓迎します。

【前期授業について】
 4月8日から始まる前期の授業ですが、感染状況を見極めるために5月1日までの授業は原則遠隔(オンライン)授業とします。但し、演習や実験に関しては対面授業も可としていますので、よく大学のポータルサイトであるMy TG(新入生は4月1日から閲覧可能となります)を見てください。なお5月6日からの連休明けの授業形態については、4月中旬にも判断します。

 新型コロナウイルス感染症の脅威は新種の変異株も手伝って、まだまだ続きます。昨年度東北学院大学は、「一人の学生も迷うことなく」を合言葉に、対面授業と遠隔授業を上手に組み合わせて、学内クラスターはもちろん学内感染を賢明に回避してきました。今年度からBYOD(Bring Your Own Device)のもとに、いっそう進化した遠隔授業が受講できるはずです。もちろん、感染症の推移を測りながら「可能な限り対面を重視した授業」を再開し、キリスト教による人格教育が豊かに開花するキャンパスライフを実現し、教員や友人とのコミュニケーションを深めてもらう予定です。しかし、感染者数急増の今は、ソーシャル・ディスタンスを保ち、忍耐してその時を待つことが大切な時です。

 「時」ということで言えば、聖書には以下のような言葉があります。「求める時、失う時 保つ時、放つ時 黙する時、語る時 愛する時、憎む時 戦いの時、平和の時。」(旧約聖書「コヘレトの言葉」第3章6節~8節)