東北学院大学

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多賀城キャンパスで「21世紀のキーテクノロジーを学ぶⅡ」の開講式を行いました

2021年08月10日

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 多賀城市と東北学院大学の連携協力協定の下で開催する「21世紀のキーテクノロジーを学ぶⅡ」の開講式が8月5日、多賀城キャンパスで開催されました。
 この事業は子どもたちの理科離れと言われている昨今、多賀城地区の小・中学校の児童、生徒の皆さんに少しでも理科の楽しさを知ってもらうことを目的とし、その子どもたちに日々接している教員の方々に21世紀のキーテクノロジーを体験していただき、その面白さを少しでも伝えていただくことを開催趣旨としています。当日は計5名の教諭が参加しました。

 当日の開講式で工学部長の岩谷幸雄は「この60周年で培ってきた絆は浅からぬご縁だと思っています。今回8回に渡って講義が開催されますが、色々な分野の先生方の、専門を生かした興味深いお話に期待してご参加いただければと思います」とあいさつしました。
 次に多賀城育委員会の阿部英明 教育部長があいさつし、「学校教育では子供たちが様々な課題に向き合い、他の方々と協力して解決していくことや、様々な情報を活用・再構成して解決策する学びへもっていく主体的な学びへの転換が求められています。実験や体験を通して、未来社会の核となる新たな知見を学んでいただくとともに、子供たちに”どのような提示を行うか”、”問いを投げかけるのか”、”どのように子供たちの考えをつなげていくか”などを、好奇心を刺激し、探求心をもって活動できる学びの場を考察いただければ幸いです」と述べました。

 オリエンテーション終了後は2号館1階2111室へ会場を移し、機械知能工学科の岡田宏成准教授が「温度で変わる材料特性を利用しよう~先端技術を支える物質の機能/知能性等~」と題して講義を行いました。温度による物質の相変化や、形状記憶合金の機能・知能性の講義に、受講者は熱心に耳を傾けていました。その後は講義を受けた実験・実習を行い、午後からは機械知能工学科の矢口博之教授による「ハンドメイドで電磁アクチュエータを作ろう!」と題した講義・実習を受け、第一回の実施が終了しました。

 8月に計8回の講義・実習を行ったあと、8月19日(金)に「講座内容を授業にどう生かすか」とテーマを設定し、プレゼンテーションを行う予定です。
 
 講座の日程については、こちらをご覧ください。

 

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