東北学院大学

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第23回東北学院大学『学生懸賞論文』応募について

2022年06月07日

第23回東北学院大学『学生懸賞論文』募集要項

 

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募集要項ダウンロード(PDF:396KB)
 

1.論文募集の趣旨

 2000年に大学設置50周年記念事業の一環として懸賞論文が企画されたことを契機とし、今年度もこれを継続させることになりました。学生諸君の日頃の研鑽の成果と豊かな想像力発表の機会になればと願っています。
 社会、経済、法律、文化、科学・技術、大学(教育)の現状と未来等に関する独創的な知見が寄せられることを期待します。

2.論文のテーマと注意点

 今回のテーマは、「世界危機と変動が私たちに問いかけるもの」です。
 新型コロナウイルス感染症の世界的流行はいまだ収束せず、私たちの日常生活や経済活動に大きな影響を及ぼし続けています。さらに、国連安全保障理事会の常任理事国であるロシアによる隣国ウクライナへの侵攻は、従来の国際秩序のあり方を大きく揺るがしています。そのほかにも、地球規模の気候変動とエネルギー問題、AIの急速な発達と多方面への適用、グローバルなコミュニケーションの進展にともなうフェイクニュースの拡散など、現在私たちの社会は世界規模の危機と変動に直面しています。
 これらの問題の背景には長い歴史があり、多くの要素が複雑に絡みあっているため、全体像を把握することも理解することも簡単ではありません。しかし、それはどこか遠いところで誰かの身に起きていることではなく、私たちの生活と地続きの問題であるということを、ここ数年にわたるコロナ禍において私たちは痛感させられてきました。
 今年度の学生懸賞論文では、これらの世界的な危機と変動に対して大学生が今考えるべきこと、すべきこととは何かを論じてもらいたいと思います。上記の諸問題から特定の問題を取り上げても、複数の問題を関連させて論じても構いませんし、上では述べられていない問題を扱っても結構です。自らの身に引きつけ、大学生ならではの視点で論じてください。論じた対象やどのような視点からの考察かが分かるように、テーマに加えて適切な副題を付けてください。

◯注意点
 懸賞論文の目的は、さまざまな社会問題について、大学生としての意識を高めると同時に、それらの問題について、様々な自己の経験や知的蓄積に基づき、論理的で説得力のある意見を述べてもらうことにあります。論文作成にあたっては、次の注意点を参考にしてください。
 ①懸賞論文は単なる「感想文」ではありません。出されたテーマについての事実確認(下調べ活動)が必要です。また、その事実を客観的に述べ(場合によってデータなどを提示)、情報の出典を明示する必要があります。他者の見解が無断で借用されたり、適切な表示なく長字数に亘って他の文献が引用されたりしている場合、ケースによっては剽窃(盗作)とみなし、面談の上、厳しく対処することがあります。
 ②懸賞論文においては、単に事実を述べたり、他の意見を寄せ集めたりするのではなく、根拠に基づいて、独創的な考えや意見を表明することがより重要な課題です。例えば、テーマに沿った社会問題を、自分の人生経験の話や、既存の文献や資料と関連づけて議論する方法が考えられます。

3.字数・原稿枚数等

①字数は8,000字以内(注を含まない)。
 ☆書式:A4タテ。横書き。1ページは35文字×30行。文字サイズ10~12ポイント。原則として数字や英字は半角サイズ。左上をホチキス留め。
 ☆余白はMS-Wordの初期設定とします(目安として、上35㎜、下および左右30mm)。
 ☆手書きのものは認めません。必ずプリントアウトしたものを提出してください。
 ☆構成は、題名、氏名、所属、連絡先、要旨、本文、図表、注、引用文献とします。
 ☆和暦等には西暦を併記してください。
 ☆本文と注の中の引用は下記のように入れてください。
  [著者姓 刊行年:頁]  例 [学院 2021:1]
 ☆図表は白黒のもの5つまでとし字数には含みません。それぞれに番号、表題、出典をつけてください。図表は本文等とは別にして、最後に付けてください。
 ☆注番号は、本文中の右肩1)に付けてください。
 ☆引用文献の一覧は原則として下記の例に従ってください。字数に含みません。
 日本語の本の場合
  学院太郎『東北の経済』大学出版、2021年.
 日本語の論文の場合
  世野光「東北文化の展望」『学院論集』7(1)、2021年、1-15頁.
 英語の本の場合
  Gakuin, T. (2021) History of Tohoku. University Press.
 英語の論文の場合
  Yono, H. (2021) Science and technology in Tohoku. Journal of Gakuin 7(2), pp.20-30.
 ウェブサイトの場合
  著者氏名、記事タイトル、情報取得の年月日、詳しいURL。
 新聞記事の場合
  掲載紙名、記事タイトル、掲載年月日、掲載面。
 その他は学会誌等を参考に、第三者が当該出典を探せるように記してください。
②使用言語は日本語のみとします。
③応募論文は、個人による論文またはグループによる論文のどちらでも応募できます。
 個人、グループによるものによらず、応募できるのは一人一編までとします。
④応募論文はオリジナル(未発表作品)に限ります。
⑤論文の他に、必ず別用紙で400字程度の要旨を添付してください。不備の場合は受け付けません(書式は①に準じます)。
⑥応募原稿(図表含む)は返却いたしません。

4.応募資格

 2022年度に本学に在籍する学部学生、大学院生であること。

5.論文提出締切日

 2022年 10月28日(金)17時 【厳守】

6.論文提出先

 ①持参の場合:各キャンパス学生課・学生厚生係のいずれかにお持ちください。
 ②郵送の場合:〒980-8511 仙台市青葉区土樋一丁目3番1号 東北学院大学土樋キャンパス学生課宛にお送りください。

7.審査方法・審査結果

 ①審査は、学生部に設置される「懸賞論文審査委員会」で行います。
 ②審査結果は、2022年11月下旬に発表します。学内に掲示するとともに本人に通知します。

8.受賞・表彰・作品の公表・参加賞の授与

 ①受賞の点数と副賞
  最優秀賞:1点。副賞 10万円。
  優 秀 賞 :数点。副賞 5万円。
  佳  作:数点。副賞 2万円。
 ②表彰
  入賞者の表彰は予定される大学行事等の中で行います。
 ③作品の公表
  最優秀賞受賞作品は、「東北学院時報」および「東北学院大学ホームページ」に掲載。
  優秀賞受賞作品は、 「東北学院大学ホームページ」に掲載。
  入賞者全員の氏名は、「東北学院時報」および「東北学院大学ホームページ」で公表します。
 ④参加賞の授与
  論文提出者全員に記念品を贈呈いたします。

 お問い合わせ

 東北学院大学 学生部学生課
 〒980-8511 宮城県仙台市青葉区土樋一丁目3-1
 TEL.022-264-6471 FAX.022-264-6473
 E-mail:gakusei@mail.tohoku-gakuin.ac.jp