東北学院大学

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WRO Japan 2022 宮城地区予選会(高校生部門)開催

2022年08月10日

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 東北学院大学土樋キャンパスホーイ記念館で8月3日、学校法人東北学院と株式会社桂設計主催の「WRO Japan 2022 宮城地区予選会(高校生部門)」を開催しました。
 WRO(World Robot Olympiad) とは自律型ロボットをレゴブロックで作って競う国際的なロボットコンテストで、事前に発表されたルールに則り、課題をクリアすべく、ロボット本体ならびにプログラム構築により自動制御する技術を競うものです。このコンテストは、年代ごとの部門別にチームを組んで参加しますが、大会直前になって初めて発表されるサプライズルールもあるため、事前の準備のみならず、柔軟な対応力も試されるコンテストとなっています。

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 大西晴樹院長は開会式のあいさつ冒頭、日本の経済が弱体化しており世界的な技術革新がバブル以降なされていないことに対し「悲観ばかりしていません。新たな技術革新が起これば、円安を利用して世界貿易に出ていくことができます。WROは世界に通じております。私たちは世界で技術を競う技術立国という戦後日本の期待を貫いていきたい。ぜひとも今日は頑張っていただきたいと思います」と高校生たちを激励しました。

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 予選会は高校生部門の6校16チームが参加し、白熱した戦いが繰り広げられました。今回で2回目の参加となる千葉陸生さん(榴ケ岡高等学校TG選抜コース2年)は「この日のために5月頃から準備をしてきました。理想的な動きにするためのプログラムを作るのが大変でした。センサーなどの精密な機械があるので、当日の会場の光加減や湿度などのコンディションでもうまくいかなくなってしまうこともあります。今回は悔しい結果となりましたが、来年にリベンジしたいと思います」と次回への意気込みを述べました。

 閉会式では上位3チームに倉田洋学長室長から賞状と優勝チームにはトロフィーが授与されました。倉田学長室長は「今回参加した皆さんは、このような難しいことに取り組んでいる自分を褒めてほしいです。思っている通りにうまくいかないことは人生でもいっぱいあります。大人になった時に絶対にこの経験が役に立つと思います。今後も頑張ってほしいです」と話し、高校生たちをねぎらいました。
 優勝チームと準優勝チームには8月28日に静岡県の浜松アリーナで開催される「WRO Japan 2022 決勝大会」の出場権が与えられ、大盛況のうちに閉会となりました。