東北学院大学

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【史資料センター】2022年度公開学術講演会(12/3)、シンポジウム開催(12/4)のご案内

2022年10月24日

 12月3日(土)、東北学院史資料センター主催による「2022年度公開学術講演会」と、4日(日)に宮城県聴覚障害者協会との共催による「シンポジウム」が土樋キャンパス押川記念ホールで開催します。両日とも「日本のろう教育における東北学院同窓生のはたらき」をテーマに開催されます。

 日本でろう教育が始まったのは1878(明治11)年のことです。ろう者には話し手の口の動きを読み取る口話法と手話法の2つのコミュニケーション方法(言語)があります。この2つの言語をめぐり、日本は紆余曲折の歴史を歩んできました。その中で手話を守ろうと奮闘し、のちに「手話の父」と呼ばれる東北学院同窓生の髙橋潔と、日本の指文字を創った大曾根源助、そのほか多くの同窓生はどのようなはたらきをしたのか。その歴史を明らかにしていきます。

 初日の講演会は、遠く大阪の地で日本のろう教育に貢献した東北学院同窓生のはたらきを、髙橋潔と大曾根源助の活躍を中心に講師の先生方にお話し頂きます。また、大阪市立聾学校の校長として日本のろう教育に多大なる貢献をした髙橋潔の人生を描いた映画「ヒゲの校長」が今秋完成し、東北初上映されます。
 2日目は宮城県聴覚障害者協会による同映画の上映と、製作に関わるシンポジウムが開催されます。この映画はクラウドファンディングにより672人の支援を受け、多くの関係者の手によって完成しました。

 手話通訳と音声情報を文字にして伝える「文字情報保障」もあり、無料で参加いただけます。ご興味がある方はぜひ下記メールよりお申し込みください。

開催概要

 

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【開催日時/開催内容】(両日とも手話通訳、文字情報保障あり)
 ■12月3日(土)12:30~17:00/公開学術講演会 「日本のろう教育における東北学院同窓生のはたらき~髙橋潔・大根源助を中心に~、手話映画「ヒゲの校長」上映(定員200名・先着順)
 ■12月4日(日)13:00~17:00/共催企画 手話映画「ヒゲの校長」上映、シンポジウム「第6代校長髙橋潔の信念」(定員200名・先着順)

【開催場所】
 東北学院大学土樋キャンパス 押川記念ホール(8号館5階)
 ※駐車場がございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用ください。

【申込方法/申込先】
 参加は無料です。➀参加者氏名 ②年齢 ③連絡先電話番号を明記の上、参加希望日の申込先へメールでお申し込みください。
 ■12月3日(土)archive@mail.tohoku-gakuin.ac.jp<東北学院史資料センター> 
 ■12月4日(日)endomame3@me.com(遠藤)<みやぎの聴覚障害教育を考える会> 
 申し込み後、受付完了の返信メールを送信します。数日経過しても返信メールが届かない場合は022-264-6538(東北学院史資料センター)までご連絡ください。
 ※開催日により申込先が異なりますので、ご注意ください。
 ※18歳未満の方は入場できません(高校生不可)

【共催・後援】
 共催:一般社団法人 宮城県聴覚障害者協会
 後援:宮城県立聴覚支援学校