東北学院大学

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「第25回橋梁等の耐震設計シンポジウム」で吉沢美香さん(環境建設工学科4年)、村上海翔さん(大学院工学研究科環境建設工学専攻2年)が優秀講演賞受賞しました

2022年11月21日

 7月19日と20日に開催された「第25回橋梁等の耐震設計シンポジウム」において、吉沢美香さん(環境建設工学科4年)が大学生として初、村上海翔さん(大学院工学研究科環境建設工学専攻2年)は2年連続で「優秀講演賞」を受賞しました。
 このシンポジウムは橋梁などの耐震設計に関する最新の研究情報や実務事例などの意見交換の場として開催されており、優秀講演者表彰とは優れた研究成果を分かりやすく豊かな表現方法で発表した若手研究者や技術者に対して贈られる賞です。

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【受賞の概要】
●論題
 積層シェル構造およびファイバーシェル要素を用いた地盤変動時にワーレントラス橋に生じる損傷の静的評価
●受賞者
 吉沢 美香さん(環境建設工学科4年)
●研究概要
 2016年に発生した熊本地震の際、断層で地盤がずれたために多くの橋梁に損傷が生じましたが、地盤がずれることによる損傷とその対策については未だに明確な指針がありません。そこで、日本で最も多く用いられている橋梁の一つであるワーレントラス橋(上下の弦材と斜材が正三角形を構成するような橋梁)に焦点を当て、地盤がずれた時に生じ得る損傷をコンピュータシミュレーションで明らかにした結果を取りまとめました。

【受賞の概要】
●論題
 超弾性パラメータと接着層を考慮したゴムと鋼板の簡易積層モデルの数値解析的検討
●受賞者
 村上 海翔さん(大学院工学研究科環境建設工学専攻2年)
●研究概要
 近年の橋梁設計においては、丈夫に壊れないように造る旧来の耐震技術に加え、地震時のエネルギーを逃がす免震技術を取り入れるようになっており、その代表例が橋を支えるゴム製支承です。支承とは橋梁の上部と下部構造の間に設置される役割で、ゴム製支承は免震効果が高く、多くの橋梁に用いられていますが、その基本構造は鋼板とゴムを積層接着して製作するといった単純なものである一方、内部に生じる応力分布が未だ明らかになっていないなど、未だ発展途上の技術であるため、今後より性能向上を図ることができます。本研究では、そのゴムと鋼板を接着している接着層の力学的性質について、シミュレーションした結果を取りまとめました。
 本学工学部環境建設工学科・耐震防災研究室では、国立研究開発法人・寒地土木研究所とゴム支承協会とタッグを組み、道路橋支承便覧の改定に取り組んでおり、コンピュータを用いた数値解析を担当しています。