東北学院大学

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情報科学科の学生チームが情報処理学会「スマホアプリコンテスト」でアイディア賞と奨励賞を受賞しました

2022年12月28日

 11月23日、情報処理学会・CDS/MBL/UBI研究会主催「第10回学生スマートフォンアプリコンテスト」の最終審査会が行われ、教養学部情報科学科の高橋秀幸ゼミ所属の3年生によるチーム「りんごりらっぱ」(荒木郁哉さん、有田圭佑さん、池田美優さん、石黒駿介さん、大泉文乃さん、金野拓真さん、佐々木和音さん、二階堂遥斗さん、藤原和音さん、渡邊愛斗さん)がアイディア賞を受賞し、チーム「為せば成る」(谷田言さん、大泉文乃さん、藤原和音さん、渡邉澪月さん)が奨励賞を受賞しました。

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アイディア賞
アプリ名:「パシャリとり」
チーム:りんごりらっぱ
 このアプリは、スマホのカメラで撮影した対象物の英単語でしりとりゲームを行うものです。前の参加者が提示した対象物の単語について、最後の文字から始まるものを制限時間内に撮影するとアプリが自動で識別し、結果として表示される単語の候補から該当の単語を選択し次の人へつなげていきます。このアプリを使えばコロナ下でも、いつでも、どこでも、誰とでもリアルタイムに楽しむことができます。

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撮影した対象物の英単語でしりとりができるアプリ「パシャりとり」
 

奨励賞
アプリ名:「エモ―マンス」
チーム:為せば成る
 このアプリは、利用者が愛着を感じて丁寧かつ大切にスマホを扱うことを目的に制作されており、スマホに内蔵されているさまざまなセンサや時間から落下、圧迫、温度、周囲の明るさ、顔との近さ、バッテリー残量などを把握し、アニメーションや音声、バイブレーションで”スマホの感情”を表現するものです。例えば、スマホの落下を検知すると落ちたことや痛いこと、満員電車などで圧迫されると苦しさをスマホがアピールします。

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スマホの感情を表現するアプリ
「エモーマンス」

 
 審査は、書類による第一次審査とデモビデオによる第二次審査が行われ、全国の大学院や大学、高専、高校生からの応募79件のうち11件が最終審査会に進みました。最終審査で各チームは、企業や大学などの開発者や研究者らの審査員に対し、開発したアプリケーションのプレゼンテーションと実演をオンラインで行いました。
 今回受賞したアイディア賞と奨励賞は、最終審査会まで進んだ作品のうち完成度や新規性、プレゼンテーションの観点から優秀な作品に対して贈られるもので、「パシャリとり」は撮影した写真の物体認識を行った結果でしりとりをする点が、「エモ―マンス」はスマホを擬人化して感情を表現するという発想や完成度などがそれぞれ評価されました。

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オンラインでの受賞式の様子


 参加した学生チームは全員が2020年度に入学したメンバーで、入学当初から授業はすべて遠隔で行われてきました。そのような中今回、皆で議論や協力しながらコンテストに挑戦し、また出場自体も初めてだったため、とても貴重な経験となりました。

【関連リンク先】第10回スマートフォンアプリコンテスト