東北学院大学

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第25回東北学院大学『学生懸賞論文』応募について

2024年05月29日

第25回東北学院大学『学生懸賞論文』募集要項

 

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1.論文募集の趣旨

 2000年に大学設置50周年記念事業の一環として懸賞論文が企画されたことを契機とし、今年度もこれを継続させることになりました。学生諸君の日頃の研鑽の成果と豊かな想像力発表の機会になればと願っています。
 社会、経済、法律、文化、科学・技術、大学(教育)の現状と未来等に関する独創的な知見が寄せられることを期待します。

2.論文のテーマと注意点

 今年度の学生懸賞論文のテーマは、こちらです。

 「第4次産業革命の時代に必要な学び」
 現在、我々は第4次産業革命の渦中に立っています。ロボット工学、人工知能(AI)、生物工学、自動運転など、多岐にわたる分野で技術革新が急速に進行しています。この革命の社会への影響力は、18世紀の第一次産業革命(機械の登場)、20世紀の第二次産業革命(エネルギー革命)、そして20世紀末から21世紀初頭の第三次産業革命(デジタル情報革命)と同等、あるいはそれ以上とされています。近い将来、政治、経済、法律、国際関係、文化、言語など、あらゆる分野で大きな変化が起こることが予想されます。
 一方で、機械の自律性や柔軟性が極限まで向上することで、生物と機械の境界が次第に曖昧になることへの期待とともに懸念が語られています。近い将来、新技術を通じて人間と動物との意思疎通が可能になり、あるいは、生物工学を用いた人体改造などにより、人類は新たな能力を獲得するかもしれません。しかし一方で、このような人類の新段階には、予期しないような問題もはらまれかねません。
 では、我々はこのような変革の時代に何を学ぶべきなのでしょうか。既存の学問領域にとらわれない学びがますます重要になっていることは間違いありません。この論文では、過去の産業革命に直面した人類の経験を踏まえつつ、未来を見据えた作品の創作を歓迎します。

※論文の題名については、論じた対象やどのような視点からの考察かが分かるように、テーマに加えて適切な副題を付けてください。また独自の題名をつけたうえで、テーマを副題としても構いません。

○注意点
 懸賞論文の目的は、さまざまな社会問題について、大学生としての意識を高めると同時に、それらの問題について、様々な自己の経験や知的蓄積に基づき、論理的で説得力のある意見を述べてもらうことにあります。論文作成にあたっては、次の注意点を参考にしてください。

 ①懸賞論文は単なる「感想文」ではありません。出されたテーマについての事実確認(下調べ活動)が必要です。また、その事実を客観的に述べ(場合によってデータなどを提示)、情報の出典を明示する必要があります。他者の見解が無断で借用されたり、適切な表示なく長字数に亘って他の文献が引用されたりしている場合、ケースによっては剽窃(盗作)とみなし、面談の上、厳しく対処することがあります。

 ②懸賞論文においては、単に事実を述べたり、他の意見を寄せ集めたりするのではなく、根拠に基づいて、独創的な考えや意見を表明することがより重要な課題です。例えば、テーマに沿った社会問題を、自分の人生経験の話や、既存の文献や資料と関連づけて議論する方法が考えられます。

3.字数・原稿枚数等

 ①字数は8,000字以内(注を含まない)。
 ☆書式:A4タテ。横書き。1ページは35文字×30行。文字サイズ10~12ポイント。原則として数字や英字は半角サイズ。左上をホチキス留め。
 ☆余白はMS-Wordの初期設定とします(目安として、上35㎜、下および左右30mm)。
 ☆手書きのものは認めません。必ずプリントアウトしたものを提出してください。
 ☆構成は、題名、氏名、所属、連絡先、要旨、本文、図表、注、引用文献とします。
 ☆和暦等には西暦を併記してください。
 ☆本文と注の中の引用は下記のように入れてください。
  [著者姓 刊行年:頁]  例 [学院 2021:1]
 ☆図表は白黒のもの5つまでとし字数には含みません。それぞれに番号、表題、出典をつけてください。図表は本文等とは別にして、最後に付けてください。
 ☆注番号は、本文中の右肩1)に付けてください。
 ☆引用文献の一覧は原則として下記の例に従ってください。字数に含みません。
 日本語の本の場合
  学院太郎『東北の経済』大学出版、2021年.
 日本語の論文の場合
  世野光「東北文化の展望」『学院論集』7(1)、2021年、1-15頁.
 英語の本の場合
  Gakuin, T. (2021) History of Tohoku. University Press.
 英語の論文の場合
  Yono, H. (2021) Science and technology in Tohoku. Journal of Gakuin 7(2), pp.20-30.
 ウェブサイトの場合
  著者氏名、記事タイトル、情報取得の年月日、詳しいURL。
 新聞記事の場合
  掲載紙名、記事タイトル、掲載年月日、掲載面。
  その他は学会誌等を参考に、第三者が当該出典を探せるように記してください。
 ②使用言語は日本語のみとします。
 ③応募論文は、個人による論文またはグループによる論文のどちらでも応募できます。
  個人、グループによるものによらず、応募できるのは一人一編までとします。
 ④応募論文はオリジナル(未発表作品)に限ります。
 ⑤論文の他に、必ず別用紙で400字程度の要旨を添付してください。不備の場合は受け付けません。(書式は①に準じます)
 ⑥応募論文(図表含む)は返却いたしません。

4.応募資格

 2024年度に本学に在籍する学部学生、大学院生であること。

5.論文提出締切日

 2024年 10月25日(金)17時 【厳守】

6.論文提出先

 ①持参の場合:各キャンパス学生課・学生厚生係のいずれかにお持ちください。
 ②郵送の場合:〒980-8511 仙台市青葉区土樋一丁目3番1号
 東北学院大学土樋キャンパス学生課宛にお送りください。

7.審査方法・審査結果

 ①審査は、学生部に設置される「懸賞論文審査委員会」で行います。
 ②審査結果は、2024年12月に発表します。本人に通知します。

8.受賞・表彰・作品の公表・参加賞の授与

 ①受賞の点数と副賞
  最優秀賞:1点。副賞 10万円。
  優 秀 賞:数点。副賞 5万円。
  佳  作:数点。副賞 2万円。
 ②表彰
  入賞者の表彰は予定される大学行事等の中で行います。
 ③作品の公表
  最優秀賞受賞作品は、「東北学院時報」および「東北学院大学ホームページ」に掲載。
  優秀賞受賞作品は、 「東北学院大学ホームページ」に掲載。
  入賞者全員の氏名は、「東北学院大学ホームページ」で公表します。
 ④参加賞の授与
  論文提出者全員に記念品を贈呈いたします。