東北学院大学

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経営学科の学生が「ビジネス・ケース実習Ⅰ」で株式会社かわむら(宮城県気仙沼市)を調査・訪問しました

2024年06月17日

 6月14日に、経営学科「ビジネス・ケース実習Ⅰ」(担当教員:折橋伸哉教授・矢口義教教授)において、受講生約30名が株式会社かわむら(宮城県気仙沼市)を調査・訪問しました。
 ビジネス・ケース実習という講義科目は、地域企業の協力の下に、受講生が企業を調査・研究するものです。また、調査・研究をするだけに留まらず、当該企業の競争力を強化するための戦略を立案して提案することも行います。その戦略提案発表会には、経営者の方に実際にプレゼンテーションを行い、その独自性や有効性について検証してもらいます。
 2024年度前期のビジネス・ケース実習Ⅰでは、乾燥/塩蔵わかめ・めかぶ・いくら製造で地域を代表するB to Bの水産加工企業である、かわむら様に協力をしていただくことになり、その調査の一環で同社を訪問してきました。
 当日は大型貸切バス2台で本学土樋キャンパスを出発し、かわむら様の主力事業の1つである株式会社加和喜フーズで工場を見学するとともに、川村潤社長からの講義(同社の歴史と展望)を受けました。
 わかめやいくらの加工・製造・出荷について、受講生が間近に見ることで、私たちが日常で食している食材の過程を学ぶことができました。さらに、地域水産業が抱える課題も学ぶことができ、新たな問題意識と視点を得られたようです。
 ビジネス・ケース実習Ⅰの受講生は、これからSWOT、TOWS、STPMM、ベンチマーク/ベストプラクティスといった経営学的な観点に加えて、さらにはSDGs視点を盛り込みながら、かわむら様の「新しい」戦略を立案していきます。
 なお、7月19日に、本学土樋キャンパスにおいて、川村潤社長にお越しいただいて、戦略提案発表会を開催する予定になっています。
 本学経営学科では、「理論と実践の融合」を掲げて、今後も学生のビジネス・スキルを向上させるための教育を推進してまいります。

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写真1:川村社長による講義
 

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写真2:講義を聞く経営学科学生
 

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 写真3:工場周辺を見学する川村社長と経営学科学生


※本授業の調査活動はTGGV150第Ⅱ期中期計画「プロボノ的ボランティア活動による地域課題解決と学生の実践的資質の向上」(B221)の一環としても行われています。