「宮手圏つながりカレッジ2024」の活動報告会が行われました
2024年12月03日
11月9日、南いわて関係人口創出事業「宮手圏つながりカレッジ2024」の活動報告会が五橋キャンパス未来の扉センターで行われました。
この事業は、将来、地域に関わる仕事を志す学生向けの「地域づくり人材育成プログラム」で岩手県県南広域振興局が主催、一般社団法人いわて圏が企画・運営。今年で6年目を迎えます。仙台での座学と南いわて(岩手県南の7市町)で行うフィールドワークを通じて、地域に関わる仕事とキーパーソンを紹介する冊子の製作が主な活動で、これによって地域づくりに必要なスキルや知見を高めてもらうのがねらいです。本学はこの事業に共催として関わっており、仙台市内の大学に通う学生20名が参加しました。
学生たちは5月の事業開始以降、冊子作成に向け計4回のワークショップに参加しました。ワークショップでは、南いわてや地域づくりに関する基礎知識のほか、地域における取材活動やコミュニケーションの取り方を学びました。
8月から9月にかけては、「地域文化」「地域と編集」「地域プロモーション」「地域ビジネス」「社会教育」「第一次産業」「伝統工芸」のフィールドワークテーマで7つのグループに分かれて、実際に南いわてのキーパーソンを訪問し、活動への参加や協力、取材を通じて、地域に関わる仕事に対する理解を深めました。その後、グループごとにフィールドワークから得た学びや地域課題に関する内容の記事制作を進めました。
活動報告会当日、学生たちは記事で一番伝えたかったことや、地域課題の詳細・背景とその関わり方について発表し、その後岩手県県南広域振興局から一人ひとりに修了証が授与されました。また、活動報告会では約5か月間のプロジェクトを振り返る会が行われ、参加した学生からは「簡単・単純な動機で地域に関わって良いということが分かった」「今後も南いわての動向を気にして、参加できるイベントがあれば参加していきたい」といった感想が聞かれました。