【歴史学科】竹井ゼミの学生が「伊達政宗家臣団かるた」を製作しました
2025年03月27日
![]() |
![]() |
歴史学科竹井ゼミでは、「日本史専門講読Ⅰ・Ⅱ」の授業において、戦国時代の伊達家公式記録「伊達天正日記」を輪読するなど、伊達政宗に関する研究活動をしています。その成果をもとに、このたび「伊達政宗家臣団かるた」を製作しました。
誰もが知る伊達政宗ですが、片倉小十郎など著名な人物以外の家臣たちが注目されることは、あまりありません。しかし、史料を読むと、実に個性あふれる家臣たちが数多くおり、彼らあっての政宗だったことがわかります。権力は、それを支える人々あってのものなので、彼らへの視線は歴史を研究するうえでも、現実社会を考えるうえでも、とても大事です。
残念ながら、そうした家臣たちは一般はおろか、専門の研究者にも必ずしも知られていません。そこで、まずは学生に気軽に知ってもらうために、「かるた」という形で遊びながら学べることを考えました。
幸い才能あふれるゼミ生に恵まれ、絵札も読み札も学生主体で製作しました。特に読み札は、歴史学科らしく基本的に史料に基づくものとし、かつ面白いものになるように、みんなで考えました。各家臣の詳細な解説も付しています。製作の中心を担ったのは、この3月に卒業した竹井ゼミ10期生の皆さんで、卒業記念品として贈りました。
試作段階から、グループ分けやレクリエーションなど授業内外で活用しています。他のゼミへも貸し出し可能ですので、お気軽にお声がけください。今後のオープンキャンパスでも展示する予定です。なお、今後は双六やボードゲームの製作も考え中です。
*かるた 札の人物「あ」…小梁川泥蟠斎盛宗 「え」…大内定綱 「と」…亘理重宗 「ら」…七宮伯耆守