産官学連携による農地集約の実証実験ーマッチング理論を活用し農業の効率化を目指すー
2025年03月31日
東北学院大学(学長:大西 晴樹)、岩手県盛岡市(市長:内舘 茂)、農事組合法人となん(代表:平野 友則)、小野寺直喜氏(岩手県職員:休業中、岩手県立大学総合政策研究科博士後期課程在学)は、経済学のマッチング理論を応用した農地集約に関する共同研究を実施しており、盛岡市の都南地区で実証実験を行いました。
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【概要】
農業の生産性向上を阻む根本的な原因の1つは、農家の耕作地が複数箇所に分散していることです。そのため自分の拠点から遠い農地の耕作を他の農家に任せ、代わりに自分の拠点から近い農地を耕作するような交換ができれば、移動時間が短縮し生産性の向上につながります。
本学経済学部経済学科の黒阪健吾准教授は、経済学におけるマッチング理論を用いて農地の集約案を作成する実証実験を行いました。
案では農地の交換に関する意向が14組マッチングし、耕作地の分散が解消しました。集約案は盛岡市および農事組合法人となんに提供され、今後の耕作地の利用、調整に活かされることが期待されます。
※取材をご希望される場合は取材申込書をご記入の上、下記の問い合わせ先までご送付ください。
【問い合わせ先】
経済学部経済学科 黒阪 健吾
TEL:022-721-3417
E-Mail: kkurosaka@mail.tohoku-gakuin.ac.jp