東北学院大学

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【国際交流】JENESYS2024大学生訪韓団に本学学生が参加しました

2025年05月13日

 日韓文化交流基金と韓国国際交流財団が実施する「JENESYS2024大学生訪韓団」に本学学生が参加しました。このプログラムは、韓国市民との交流等を通じて、韓国の歴史や社会・文化等を学びながら、日本の学生代表として、日本の魅力や日韓間における相互理解の促進を目的としています。

 実際に参加した国際教養学科1年(参加時)小澤みなみさんの体験談をご紹介します。

JENESYS2024大学生訪韓団体験談 国際教養学科 小澤 みなみ

 私は、3月にJENESYS2024大学生訪韓団という、日本各地の大学生を対象に日韓文化交流基金と韓国の国立国際教育院の主催で行われた日韓理解促進を目的とした韓国訪問プログラムに参加しました。私がこのプログラムに参加したきっかけは、韓国について現地で学びたいと考えたからです。そして、韓国に関心のある学生たちとの交流を通じて、刺激を受けたいという目的もありました。
 今回のテーマは、「韓国の現状を知る」であり、6泊7日で城南市(ソウルの北に位置する)から釜山までの様々な場所に訪問しました。ソウルにある戦争記念館で朝鮮戦争について学んだ体験は、韓国の成り立ちを知る上で非常に貴重な機会となりました。施設には、朝鮮戦争当時に使われていた戦車が忠実に再現されたレプリカや当時の様子を再現したエリアがあり、朝鮮戦争の残酷さや朝鮮戦争前後の朝鮮半島の状況を知ることができました。これに関連し、烏頭山統一展望台という韓国と北朝鮮の国境の近くにある展望台に訪問した際に、そこの望遠鏡を覗き、北朝鮮の建物やそこで暮らす人々を実際に見ました。観光と北朝鮮の間には、大きな川が流れているのですが、そこに国境があると思えないように思えました。そこで、元は一つであったのにも関わらず、分裂してしまったということを実感しました。
 このプログラムに参加したことで、これまで当たり前のように受け止めていた韓国の文化も、改めてその魅力に気づかされました。特に印象的だったのは、日本との比較を通して韓国文化を捉えられたことです。異なる視点を持つ友人たちとの会話を通して、両国の共通点や相違点を鮮明に認識することができました。また、日本人観光客がほとんど訪れない地域を巡ったことで、地元の方々と韓国語で積極的に交流する機会に恵まれたのは、何よりも嬉しい経験でした。学校で学んだ知識だけでは得られない、生きた韓国語に触れ、実際にコミュニケーションを取る中で、現地で学ぶことの重要性を強く感じました。今回の再発見と新たな気づきを胸に、今後も韓国への学びを深めたいです。

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公益財団法人日韓文化交流基金 大学生訪韓団 参加者募集