IT・ICTを活用した地域課題解決に向けた実証実験が開始されます
2025年07月01日
中山間地域が抱える諸課題の解決に向けたIT・ICTの利活用方法の検討に向けた調査研究の一環として、岩手県奥州市衣川区北股地区での現地ヒアリング調査を坂本研究室所属の人間情報学研究科の大学院生と渡邊研究室所属の情報学部の学生が実施しました。
ヒアリング調査では、地域の民生委員と猟友会のメンバーより当該地域の抱える諸課題(高齢者の見守り、獣害被害など)についての話を伺いました。
今後は、本日の調査結果をもとに、地域内のローカルネットワーク構築による獣害被害対策モニタリングシステムの構築やSNSを用いた高齢者の見守り支援に向けてのIT講習会の実施などに取り組んでいきます。
なお、参加した学生たちは、ヒアリング調査に先立ち、北股地区センターの髙橋進センター長の案内にて、同地区内を巡り、中山間地域の現状や課題の話も伺っております。
本取り組みは、東北学院大学学長研究助成金「中山間地域における自立型DX(Digital-Transformation)の実現を目指した実証研究」の一環として実施されております。
同調査研究は、外部の人材や資源に過度に依存をせず、当該地域住民が可能な限り自らの力でITやICT、DXなどの技術を活用する形での地域活性化や地域課題解決に取り組めるような支援策の検討と、デジタル技術による中山間地域の課題解決やそこでの価値創造を目指しています。