【経営学科】ビジネス・ケース実習Ⅰ:戦略提案発表会を開催しました
2025年07月14日
7月11日に経営学部経営学科講義科目「ビジネス・ケース実習Ⅰ」において戦略提案発表会を開催しました。
本講義科目では、受講生が地域企業・団体を考察事例として調査を行い、その課題を分析・析出し、長期的な成長を目指す戦略を提案する実践講義科目です。受講生は、6~8名の班に分かれ、文献調査や現地調査を行い、ベンチマーキングに基づく戦略提案を行っていきます。ビジネス・ケース実習は、地域社会と連携して行われるアクティブ・ラーニング科目となっています。
2025年度前期には、南三陸地域の水産・観光大手の株式会社阿部長商店の協力の下に、受講生は同社の経営戦略を調査しました。戦略提案発表会では、受講生は阿部長商店の経営戦略に加えて、気仙沼市や南三陸町の震災復興や地域活性化も視野に入れた戦略提案を行いました。そして、発表会には、同社の常務執行役員 菊池 一様と阿部 瑠加子様に出席していただき、受講生の発表へのコメントや全体講評などをしていただきました。
当日の受講生の研究テーマは下記の通りでした。
1班:三陸初のサメ魚醤による未利用魚戦略
2班:「三陸ふるさと便」〜地域と継続的につながる”回遊型”定期便〜
3班:海街リピート回遊戦略
4班:気仙沼 海と食の物語ツアー
5班:女性向け水産惣菜開発
6班:ほやを使った健康&美容特化食品の開発
受講生の発表の様子
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受講生の発表スライド
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コメントする菊池様と阿部様
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発表会の最後には、菊池様と阿部様から阿部長商店の今後の取り組みに関する講義に加えて、全体講評と優秀発表チームの発表がありました。受講生からは、被災地において地域企業が大きな役割を担っているのを知っただけでなく、企業の社長を前にして提案をプレゼンすることの難しさとやりがいを学べたという声が聞かれました。
本学経営学科は、今後も地域との連携を通して教育・研究に取り組み、学生の社会人基礎力を強化するとともに、地域社会に貢献してまいります。
※本授業の調査活動はTGGV150第Ⅱ期中期計画「プロボノ的ボランティア活動による地域課題解決と学生の実践的資質の向上」(B221)の一環としても行われています。