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【中高大一貫教育事業】東北学院中学「卒業研究中間報告会」に学生がアドバイザーとして参加

2025年07月14日

 7月3日、東北学院中学校で「2025年度 卒業研究中間報告会」が開催されました。同校では3年生が1年間かけて探究活動に取り組んでおり、卒業研究はその集大成です。この報告会に今回、将来学校の先生を目指す本学の学生9名がアドバイザーとして参加。中学生が大学生からの質問や意見を受けることで、研究内容に対する理解を深めることがねらいです。

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 各自のテーマで研究成果を発表した中学校の生徒たちは、大学生アドバイザーとの活発な質疑応答を通じて新たな視点を得たようで、終了後には以下のような感想が寄せられました。
 • 他の人の発表を聞いて、やはり目線やジェスチャーがあると相手に伝わりやすいと思いました。また、スライドを指さしたり、書いていない補足の話をしたり、大事なところを繰り返したり、工夫があった発表が良かったです。
 • 自分と似たようなテーマの人もいたので、その人の実験方法や今後の進め方を参考にしながら、自分なりの方法やまとめ方を見つけたいと思いました。

 一方でアドバイザーとして参加した大学生からは、中学生の発表を受けて以下のような感想が聞かれました。
 • 「何に役立つか」だけでなく、「何を自分がしたいか」を重視することでもっと想像の幅が広がると思いました。
 • ただ情報を集めるだけでは研究とは言えず、「自分なりの問い」を立てて、そこから深掘りしていく姿勢が大切だということです。「何を明らかにしたいのか」「誰に何を伝えたいのか」といった目的をはっきりさせることで内容に説得力が生まれ、聞き手にも届く発表になるのだと思いました。
 • 研究は正直大変な部分もありますが、「自分にしか立てられない問い」を見つけられたとき、すごく面白くなると思います。焦らずじっくり向き合って、納得のいくものをつくってください。応援しています!

 今回の報告会は、中学生が発表力や探究力を高める場であると同時に、将来教師を目指す大学生にとっては「教えること」を実践的に学ぶ機会となりました。東北学院大学は、この中高大一貫教育事業を通じて中学生の探究活動を支援し、学びを推進しています。