J.S.バッハの音楽と音楽修辞学
キリスト教文化研究所主催研究フォーラム2024
- 申込不要
- 五橋キャンパス
- 入場無料
- 定員なし
- 日時:2024年11月30日(土) 14:00~16:00(受付開始:13:30)
- 会場:五橋キャンパス 押川記念館押川記念ホール
講座概要
「修辞学」というのは、「弁論術」あるいは「演説術」です。音楽でもって人の心を動かす、感動させる効果的なやり方を教えるのが「音楽修辞学」なのです。バロック音楽は17世紀初頭のイタリアでオペラの誕生とともに始まります。オペラでは登場人物は、歌詞にある言葉そしてそこに描かれた感情や情緒を歌で表現します。こうしてバロック音楽は「感情の音言語」となりました。声楽に限らず器楽においても、音楽家たちは聴き手の心に感情を喚起することに苦心したのです。本講演では、ヨーロッパのリベラル・アーツの伝統にある修辞学と音楽修辞学について、その基本概念を説明した後、修辞学の観点からバッハの音楽を考察してみたいと思います。
講師
■講演者/久保田 慶一(くぼた けいいち) (東京経済大学客員教授)
東京藝術大学大学院修士課程を修了。ドイツ学術交流会の奨学生としてフライブルク大学、ハンブルク大学、ベルリン自由大学に留学。東京学芸大学教授、国立音楽大学教授・副学長を経て、現在、東京経済大学客員教授、放送大学講師。音楽学博士(東京藝術大学大学院)。
18世紀音楽に関連した著書には、『バッハ』(作曲家◎人と作品シリーズ)、『バッハの四兄弟』(以上、音楽之友社)、『エマヌエル・バッハ―音楽の近代を切り拓いた《独創精神》』(東京書籍)、『バッハ キーワード事典』(編著、春秋社)、『モーツァルト家のキャリア教育』(アルテスパブリッシング)などがある。
翻訳書には、『レオポルト・モーツァルト:ヴァイオリン奏法』(全音楽譜出版社)、『K.パウルスマイアー:記譜法の歴史-モンテヴェルディからベートーヴェンへ』(春秋社)がある。
■オルガン演奏/椎名 雄一郎(しいな ゆういちろう) (本学文学部総合人文学科教授)
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演奏曲目
J.S.バッハ 《アダムの堕落によりてすべては朽ちぬ》BWV637
D.ブクステフーデ 《アダムの堕落によりてすべては朽ちぬ》BuxWV183
- ■募集人数/なし
- ■対象 /どなたでもお越しください。
- ■受講料 /無料
- ■申込 /不要
- ■主催 /東北学院大学 キリスト教文化研究所
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■問合せ先/
研究支援部研究支援課
TEL 022-264-6401 FAX 022-264-6530
E-mail:c1511023@mail.tohoku-gakuin.ac.jp - ■その他 /
お申込不要です。直接会場へお越しください。
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