「聖地・霊場の歴史」
第23回歴史学科公開講座
- 申込必要
- その他
- 入場無料
- 定員80名
- 日時:2021年10月16日(土) 13:00~16:30(受付開始:12:30)
- 会場:オンライン(ZOOM)
講座概要
古来より人々は様々な信仰を持ち、そして人々の信仰の実践・対象の場として聖地や霊場と呼ばれる場所が築き上げられてきました。本公開講座では、日本史・考古学・ヨーロッパ史を専門とする三人の報告者が、それぞれの研究領域にまつわる聖地や霊場にまつわる歴史についてお話させていただきます。
講師
十字軍支配下の聖都エルサレム(13:00~13:45)
櫻井 康人 (東北学院大学文学部歴史学科教授)
ユダヤ教、キリスト教、イスラームの三大一神教にとっての聖地としても有名なエルサレムの起源は、紀元前30世紀頃に遡ることができます。しかし、現在に残る町の形は、第1回十字軍の結果、1099~1187年に支配したフランク人(ヨーロッパから到来したキリスト教徒の総称)の下で完成されました。本報告では、わずか約80年の間に都市エルサレムがどのように変化していったのかを見ていきたいと思います。
日本の入唐・宋僧の聖地巡礼(14:00~14:45)
佐川 正敏 (東北学院大学文学部歴史学科教授)
中国山西省の五台山、四川省の峨眉山、安徽省の九華山、浙江省の普陀山は、各々文殊、普賢、地蔵、観音菩薩を象徴する霊場として、今も四大仏教聖地と崇められています。このような聖地・名刹を巡礼した日本人僧の動向や当時の東アジア情勢、日本へ招来された新文化について考古学の成果も交えて報告します。
中世の霊場松島と板碑の世界(15:00~15:45)
七海 雅人 (東北学院大学文学歴史学科教授)
日本三景のひとつ松島は、本来、仏教の信仰が根ざす霊場の世界と認識されていました。現在の瑞巌寺へとつながる中世の松島寺は、平安時代に天台宗延福寺として始まり、鎌倉時代には禅宗円福寺へと展開します。本報告では、2011年における瑞巌寺本堂地下の発掘調査や、2006~2018年度に実施した雄島周辺の海底調査の成果から、中世の霊場松島の様相を浮かび上がらせたいと思います。
- ■募集人数/80名
- ■受講料 /無料
- ■申込 /必要
- ■申込方法/QRコードまたはURLより、申込フォームにてお申し込みください。なお、定員に達した時点で申込を終了させていただきます。
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■申込み先/
研究機関事務課
TEL 022-264-6405
E-mail:k-soken@mail.tohoku-gakuin.ac.jp - ■主催 /文学部歴史学科
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■問合せ先/
研究機関事務課
TEL 022-264-6405
E-mail:k-soken@mail.tohoku-gakuin.ac.jp - ■その他 /
◎当日までの流れ
QRコードまたはURLより、申込フォームにてお申し込みください。なお、定員に達した時点で申込を終了させていただきます。
https://docs.google.com/forms/d/1C-b-sMn5hpr5JVJoV-UCtjqTFFVytf9rIbz7b7Gvktw/edit
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