「伝える」酒、”つなぐ”想い-杜氏としての挑戦と革新-
六軒丁学舎(ろっけんちょうがくしゃ)2025~新しい「学び」場⑤~
- 申込必要
- 土樋キャンパス
- 入場無料
- 定員30人
- 日時:2025年7月12日(土) 14:00~17:00(受付開始:13:30)
- 会場:土樋キャンパス ホーイ記念館 コラトリエ・リエゾン
講座概要
家業を嫌い、日本酒を口にしなかった酒蔵の一人娘が、酒造りの世界に飛び込み杜氏となるまでを振り返りながら、「私らしい日本酒」についてお話しします。日本酒業界はこの30年で消費量が3割まで落ち込み、酒蔵の数も7割以下に減少。伝統的酒造りがユネスコ世界遺産に登録されたものの、依然として超斜陽産業です。そんな中、「伝統は攻めてこそ守られる」を信条に、時にタブーを顧みず挑戦してきた私が大切にしてきたこと、これからの展望をお伝えします。グループワークでは、皆さんが飲んでみたい日本酒を、コンセプト・味わい・デザインまで総合的にプロデュースしていただきます。
■スケジュール(※内容が変更になる場合がありますがご了承ください。)
受付開:14:00-
講師紹介:14:00-
講 演:14:15-
質疑応答・アンケート記入:16:50-
終了予定:17:00
※本講座ではグループワークを行います。
※会場変更はホームページにてお知らせします。
※申込注意事項
講座開催日の約1カ月前から受け付け開始し定員に達し次第締め切りになりますのでご了承ください。
先着順30名予定。(申込受付後、申込受付完了のメールを返信いたします。)
1週間たっても返信のメールが来ない場合は問い合わせ先までご連絡をお願いします。
※k-soken@mail.tohoku-gakuin.ac.jp の受信が可能なアドレスを登録してください。
講師
川名 由倫 (川敬商店(黄金澤)蔵元兼杜氏)
1988年宮城県生まれ。宮城学院中高、東北学院大学法学部卒業。教員免許を取得。在学中の東日本大震災で被災し、家業の日本酒造りを学ぶことを決意。卒業後、酒類総合研究所で技能講習を受講し、合名会社川敬商店に入社。父から酒造りを学び営業にも携わる。2018年、父の急病で杜氏を引き継ぎ、同年秋に正式就任。2024年リブランディングを実施。「DATE SEVEN」など同業者と交流し、技術研鑽に励む。
- ■募集人数/30人
- ■受講料 /無料
- ■申込 /必要
- ■申込方法/こちらから申込フォームにてお申し込みください。 なお、定員に達した時点で申込を終了させていただきます。 5月26日(月)から受付を開始いたします。
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■申込み先/
"https://forms.gle/piYnDwvvMuc3n5F67"
- ■主催 /研究支援課
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■問合せ先/
東北学院大学 研究支援課
TEL 022-264-6362
E-mail:k-soken@mail.tohoku-gakuin.ac.jp (件名には「六軒丁学舎の件」としてください。) - ■その他 /
■川敬商店
宮城県遠田郡美里町にある老舗酒蔵で、創業以来、地元の米と水にこだわった酒造りを続けている。代表銘柄「黄金澤(こがねさわ)」は、繊細で上品な味わいが特徴で、食事とともに楽しめる日本酒として高く評価されている。伝統を重んじながらも、新しい技術や挑戦を取り入れ、「伝統は攻めてこそ守られる」という姿勢で酒造りを行う。特に「黄金澤」は、芳醇な香りとスムースな口当たりが魅力で、日本酒好きから初心者まで幅広く楽しめる銘柄として親しまれている。
■DATĒ SEVEN(ダテ セブン)
宮城県内の7つの酒蔵が協力し、日本酒の可能性を追求するプロジェクトとして2015年に始動した。宮城の日本酒を全国・世界へ発信することを目的に、各蔵が持つ技術を結集し、毎年持ち回りでリーダー蔵を決定しながら酒造りを行う。原料選びから醸造に至るまで、各蔵の強みを活かした共同作業が特徴。革新的な挑戦を続けながらも、宮城の伝統を大切にし、高品質な日本酒を生み出している。限定販売のため、入手困難な人気銘柄となっている。
■日本酒
米・水・麹を主原料とする日本の伝統的な醸造酒で、吟醸酒や純米酒など多様な種類がある。国内出荷量は1973年の約177万キロリットルをピークに減少し、2020年度には約41万キロリットルと4分の1以下に縮小。一方、輸出は成長を続け、2021年の輸出額は約3億200万米ドルで前年比66.4%増加。国内市場縮小に伴い酒蔵数は減少しているが、高品質な日本酒への関心が高まり、海外市場が新たな成長の場となっている。伝統を守りつつ革新を取り入れる動きが進んでいる。
キーワード
- 2025年度
- 2025年度春期
- 研究支援課
- 六軒丁学舎
- 土樋キャンパス