巡礼にまつわる歴史
ヨーロッパ文化総合研究所 公開講演会(前期)
- 申込必要
- 土樋キャンパス
- 入場無料
- 定員80人
- 日時:2022年5月14日(土) 15:00~17:30(受付開始:14:30)
- 会場:土樋キャンパス ホーイ記念館ホールおよびZoom併用
講座概要
エルサレムとサンティアゴ・デ・コンポステーラ。言うまでもなく、キリスト教徒にとっては重要な聖なる巡礼地である。本公開講座では、巡礼そのものというよりは、それにまつわる二つのお話しをさせていただきます。
講師
日本人初のエルサレム巡礼者
櫻井 康人 (本学文学部教授)
周知のとおり、エルサレムはキリスト教徒にとっての最大の聖地である。1618年、そこに初めての日本人が訪れた。豊後に生まれたペドロ岐部カスイである。エルサレム巡礼を終えた後に日本に戻った彼は、1639年に仙台藩水沢で捕縛され、江戸小伝馬町の牢屋敷にて殉教した。本講演では、「日本人初のエルサレム巡礼者」となった彼の生涯・足跡を辿りつつ、彼を取り巻いた当時の様々な地域や歴史の状況について概観してみたい。
中近世スペインのサンティアゴ巡礼と慈善
関 哲行 (流通経済大学名誉教授)
十二使徒の中で最も早く殉教したとされる聖ヤコブを祀った聖地が、スペイン北西部のサンティアゴである。12世紀以降聖地サンティアゴには、商人や手工業者などの民衆層、病人や貧民から成る徒歩巡礼者が、奇跡や霊的・物的救済を求めてヨーロッパ全域から蝟集した。彼らは相互扶助のための「巡礼講」を組織し、巡礼路諸都市の施療院での慈善行為に支えられてパリから片道1600kmに達する「苦難の長旅」を完遂したのである。
- ■募集人数/80人
- ■対象 /どなたでも受講できます
- ■受講料 /無料
- ■申込 /必要
- ■申込方法/こちらから申込フォームにてお申し込みください。なお、定員に達した時点で申込を終了させていただきます。
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■申込み先/
ヨーロッパ文化総合研究所
TEL 022-264-6379
E-mail:europe@mail.tohoku-gakuin.ac.jp - ■主催 /ヨーロッパ文化総合研究所
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■問合せ先/
ヨーロッパ文化総合研究所
TEL 022-264-6379 FAX 022-264-6379
E-mail:europe@mail.tohoku-gakuin.ac.jp - ■その他 /
※状況によってはオンラインのみの開催となる場合がございますので、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
キーワード
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