年次計画
平成28年度
- 目標
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- キックオフ・シンポジウムの開催
- 研究体制の環境整備と拡充
- 19世紀ステンドグラス関係の学術調査
- 大学礼拝のなかでの音楽の役割の充実
- 大学礼拝の市民への公開の準備
- 研究成果を広報・普及の体制の確立
- 実施計画
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- Jim Cheshire(英国リンカーン大学准教授)を招いて、「19世紀イギリスのステンドグラスと中世復興」についてのシンポジウムを開催
- 情報機器(PC、スキャナ、コピー機など)や研究資材を調達し、情報公開のためのシステムを構築
- リンカーンとイーリー、ロンドンを中心に19世紀ステンドグラスの学術調査を実施
- 水曜日の夜の大学礼拝の音楽を充実させ、市民に公開する準備
- 本事業のホームページを立ち上げるとともに、「ブランディング通信(仮題)」を月一回発行し、今後研究成果や収集資料を随時公表できるよう準備
- 研究基盤整備に必要な図書の購入
平成29年度
- 目標
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- 本学礼拝堂のステンドグラスの調査・修復
- 19世紀ステンドグラス関係の調査研究を継続
- 大学礼拝のなかでの音楽の役割の充実
- 大学礼拝の市民への公開
- 研究成果の広報・普及
- 実施計画
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- ステンドグラスの専門家の協力の下、ステンドグラスの調査・修復。作業状況は一般市民に公開
- Heaton Butler & Bayne工房作ステンドグラスのなかで本学のステンドグラスを位置づけるための現地調査
- Katie Kresser准教授 (アメリカ合衆国シアトル大学)、Phylis Floyd (ミシガン州立大学准教授)、村形明子(京都大学名誉教授、元フェノロサ学会会長)、五味良子(埼玉県立近代美術館学芸員)を招聘してのシンポジウム「ジョン・ラ・ファージ:ステンドグラス復興からジャポニズムへ」を開催
- Peter Lampe教授(ドイツ ハイデルベルク大学神学部)、辻学教授(広島大学大学院 総合科学研究科)を招聘して、講演会「我は福音を恥とせず ― 新約聖書における〈福音〉理解 ―(仮)」を開催
- 水曜日の夜の大学礼拝(水曜礼拝)の市民への公開(前期15回、後期15回)、朝の礼拝の案内
- 前年度のシンポジウムの成果を刊行し、また仙台コミュニティ・ラジオと連携して発信
- 研究基盤整備に必要な図書の購入を継続(Sources Chrétiennes, Corpus Christianorum series graecaなど)
平成30年度
- 目標
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- 本学礼拝堂のステンドグラスの調査報告書出版
- 19世紀ステンドグラス関係の調査研究
- 大学礼拝のなかでの音楽の役割の充実
- 大学礼拝の市民への公開
- 研究成果の広報・普及
- 実施計画
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- 本学礼拝堂すなわちラーハウザー記念東北学院礼拝堂のステンドグラスの調査報告書を一般向けの書籍として出版
- ジョン・ラ・ファージ研究の継続
- 19世紀欧米における中世復興に伴う教父学の成立についての国際シンポジウム開催(環太平洋教父学研究集会APECSSと共催)、「土着と超越」調査
- Herbert Kessler名誉教授(アメリカ合衆国ジョンズ・ホプキンズ大学)、Oleg Tarasov研究員(ロシア モスクワ科学アカデミー)を招聘してのキリスト教の物質性(materiality)についてのシンポジウムを開催、「土着と超越」調査
- 19世紀イギリスにおける中世復興(オクスフォード運動、ラファエル前派、アーツアンドクラフツ運動、ジャポニズム)についての国際シンポジウム開催
- 本学礼拝堂すなわちラーハウザー記念東北学院礼拝堂の設計者J・H・モルガンの建築についての調査継続
- 水沼淑子教授(関東学院大学)を招聘して、ラーハウザー記念東北学院礼拝堂の設計者J・H・モルガンについてのシンポジウムを開催
- 重要文化財 東北学院旧宣教師館(デフォレスト館)に関する調査継続
- Waldemar Affelt講師(ポーランド グダンスク工科大学)を東北学院大学客員研究員として招聘。重要文化財 東北学院旧宣教師館(デフォレスト館)についてのシンポジウム開催、「土着と超越」調査
- 「土着と超越」(ヨーロッパ的キリスト教の形成と拡大)についての調査を継続
- 「土着と超越」(スコットランド長老派の福音主義)についての調査を継続
- 三校祖(押川方義、W・E・ホーイ、D・B・シュネーダー)のキリスト教と東北についての調査に着手。ハーバード大学神学部コネクション(モース、フェノロサ、ビゲロー、ラ・ファージ)とアマースト神学校コネクション(クラーク、新島襄、内村鑑三)との比較
- 音楽による大学礼拝の充実と公開
- 前年度のシンポジウムの成果を刊行し、また仙台コミュニティ・ラジオと連携して発信
- 研究基盤整備に必要な図書の購入を継続
平成31年度
- 目標
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- ラーハウザー記念東北学院礼拝堂の建築についての調査報告書刊行
- 19世紀ステンドグラス関係の調査研究を継続
- 大学礼拝のなかでの音楽の役割の充実
- 大学礼拝の市民への公開
- 研究成果の広報・普及
- 実施計画
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- ラーハウザー記念東北学院礼拝堂の建築についての調査報告書刊行
- ジョン・ラ・ファージ研究の継続
- キリスト教の物質肯定についての研究継続(受肉による物質の聖化)
- ヨーロッパ近現代における中世復興運動を中心に資料調査と分析
- J・H・モルガンについての研究継続
- 重要文化財 東北学院旧宣教師館(デフォレスト館)に関する調査継続
- 「土着と超越」(ヨーロッパ的キリスト教の形成と拡大)についての調査を継続
- 「土着と超越」(スコットランド長老派の福音主義)についての調査を継続
- 三校祖(押川方義、W・E・ホーイ、D・B・シュネーダー)のキリスト教と東北についての調査を継続
- 音楽による大学礼拝の充実と公開
- 前年度のシンポジウムの成果を刊行し、また仙台コミュニティ・ラジオと連携して発信
- 研究基盤整備に必要な図書の購入継続
平成32年度
- 目標
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- 大学礼拝のなかでの音楽の役割の充実
- 大学礼拝の市民への公開
- 19世紀ステンドグラス関係の5年間の調査研究(中世復興:神学、物質文化、土着と超越)を総括し、その成果を公表・普及
- 東北における文化資源開発のための拠点を整備
- 実施計画
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- 物質文化と中世の意味を総括し、現代における中世復興についての国際シンポジウムを開催(ラ・ファージ、物質肯定)
- ラーハウザー記念東北学院礼拝堂と重要文化財 東北学院旧宣教師館(デフォレスト館)についての国際シンポジウム開催
- 「土着と超越」(ヨーロッパ的キリスト教の形成と拡大、スコットランドの長老派、東北地方伝道)についての調査を継続、シンポジウムの開催
- 三校祖(押川方義、W・E・ホーイ、D・B・シュネーダー)のキリスト教と土着についての国際シンポジウムの開催
- 5年間のシンポジウム等の内容、文化財の市民公開状況、その他の研究成果を取りまとめて市民向けに編集し、書籍を出版する。また仙台コミュニティ・ラジオと連携して発信
- 研究基盤整備に必要な図書の購入の継続
- 仙台市に本学建築物等の文化的価値を報告し、東北の文化資源開発のための連携方法を協議