東北学院大学

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工学部 環境建設工学科

学科長あいさつ

環境建設工学科長
李 相勲

みなさん、3.11東日本大震災を覚えていますか?この地震が東北地方に大変大きな被害をもたらしたのは事実ですが、ライフラインや道路、防波堤など社会基盤施設の大事さ、そしてそれらを守る人間の能力の限界やそれらを簡単に壊せる自然のこわさを教えてくれました。しかし、8年が過ぎた今では破壊された施設のほとんどが復興され、日本と日本の建設産業の底力が示されたことは皆さんもご存知だと思います。

社会資本施設は、われわれの生活を支えながら未来に向けての足掛かりとなる社会の大事な財産です。環境建設工学科では、社会資本施設の計画・設計・建設・維持管理を担うための中心分野である土木、建築、環境を3つの柱として教育カリキュラムが構成されています。本学科を卒業した後従事する仕事の対象物は、例えば、明石海峡大橋や東名高速道路、新幹線などの鉄道構造物、東京オリンピック競技場、せんだいメディアテーク、成田空港ターミナル、原子力発電所等々、ほとんどがランドマークになるような構造物です。このような構造物が地震などの外的作用でその安全性をもたなくなると多くの人命に関わりますし、建て直すことになると大変なお金(そのほとんどが税金です)が必要となります。また、上下水道や水処理施設なども人々の健康や安全と直結する施設・システムであり、本学科の卒業生たちの仕事の対象です。在学生には、創造力と審美眼、そして自分が人々を守っているという誇りをもち、安全第一で建造物を設計・施工できる基礎能力をもって社会に出る義務があることを意識して勉強するようなカリキュラムを用意しています。

また、本学科のもう一つの特徴は、教授陣の構成が非常に多様で、みな学生思いであることです。出身大学が多様で、外国人教員や企業出身の教員も多数おり、幅広い研究領域と実務経験に基づく面白くて活きた講義を行っています。また、就職のとき力を発揮する広くて深い人脈を持ち、卒業対象の学生全員が就職できるまで面倒をみる教員が揃っています。就職希望者による内定率は、ここ数年はほぼ100%です。1967年に土木工学科として設置された本学科の卒業生は5千人を超え、OB・OG技術者が活躍しており、卒業後に社会で活躍する際の大きな支えとなることも当学科の魅力であり誇りです。卒業生に対する企業からの評価も高く、在学生皆が先輩に続く人材になれるよう、教員もより良い教育を目指して努力しています。