「土木」「建築」2分野を並行的に学ぶ 一つの学科に土木分野と建築分野が共存し、2年次で「環境土木コース」か「建築コース」を選択できる点がユニークな特色。1年次で基礎事項を習得しながら、自らの興味関心や将来の方向性を見極めることができます。各コースで資格取得サポートが充実し、工学部の中でも取得できる資格の種類が多い学科です。建築士などをめざす建築コースでは、建築デザインやまちづくりのシミュレーションを学び、模型を作成して街区再開発の提案を行う演習もあります。 ピックアップ研究室 環境浄化に貢献するバイオテクノロジー 環境汚染物質を生物の力で除去・浄化する「環境バイオテクノロジー」の研究を行っているのが、環境微生物工学研究室。土壌や地下水に含まれるヒ素、カドミウムなど、環境や人体にとって有害な物質を、植物や微生物の働きによって取り除きます。国内・海外で実践的な研究を進める一方、それらの役割を持つ植物・微生物のメカニズム解明にも挑んでいます。化学薬品に頼らない環境浄化は人類の未来に欠かせない分野であり、また水質や土壌の改善は下水整備などの土木事業に貢献します。 建築にも土木の学びが活きる努力と情熱で一流の建築士をめざす 3年 小林 航大さん(宮城県/富谷高等学校出身) 建築と土木と両方学べるのが最大の魅力で、本学に入りました。建築コースに進みましたが、1年次で橋梁など土木分野を専門的に学べたことはその後に活きています。2年次からは製図を行って模型とプレゼンボードを製作するという実習を繰り返します。徹夜することもあって大変だけどすごくおもしろい。仲間と励まし合いながら頑張っています。五橋キャンパスは仙台の街の中心部にあり、建築目線で見ると興味深い建物が近くに多いのが気に入っています。 将来は構造分野に強い建築士として建設会社で働きたい。大学で構造力学のおもしろさに目覚めました。努力と情熱では誰にも負けないつもりなので、大学院でとことん勉強して資格を取ります。建築に熱くならせてくれたゼミの先生に感謝、東北学院大学に入って良かったです!