教員からのメッセージ

やりがいのある働く場があって、普通にがんばって働いていたら、ささやかでも安心して幸せな生活を送ることができる社会であったらいいのに。私が専門とする労働法や社会保障法はそう願う人々をサポートする法律です。たとえば、労働者は育児や介護を理由に会社の転勤命令を拒否できないのか？ 会社は労働者の副業をどこまで制限できるのか？ といったことが労働法では問題となります。

私自身は、非正規雇用、雇用差別、ワーク・ライフ・バランスといったテーマに関心をもっています。現在生じている多数の労働問題を表面的に取り上げるのではなく、背景にある歴史や社会基盤にも思いを致して講義や演習を行うことができるよう、これからも研究に精進していきたいと思います。

学院大生の皆さんと一緒に楽しく勉強ができたら嬉しいです。