陶久教授のドイツ留学日記(15)
2015年10月20日
【公法・刑事法図書室】
9月11日には、ようやく公法・刑事法図書室に入り、中の蔵書を確認しました。4階には雑誌や記念論文集、5階に刑事法関係の教科書や専門書、そして専門雑誌が置かれています(3階が公法関係専門書・雑誌)。面白いことに、入館前に学生たちはロッカーに荷物を置き、買い物かごを持って入室します。その中に読みたい本を投げ入れ、机を占領して勉強を始めるというわけです。図書室は、曜日によって開館時間が異なっています。月曜日は9時~24時、火曜日~金曜日は8時~24時。土曜日は9時~22時。そして、日曜日が10時~21時30分です。
日本の法科大学院図書室でも、これほど遅くまで開いていませんね。日曜日も図書室が開放されているのは、さすがに学生向けならではです。職員の配置体制がどうなっているのか、興味をそそります。使い終わると、学生自身が元の場所に本を返すというのが、この図書室のシステムです。
帰宅後、ゲッチンゲン大学のホームページから、一つは学内LANの使用願いを提出し(16日に返事を受け取りました。メールアドレスを3つももらいました)、二つは書籍検索をしました。図書館が別々になっているのは、特定の専門だけを勉学するには便利ですが、複数の領域にわたって書籍を求めようとするときには結構大変です。因みに、私の関心に任せて蔵書を検索していましたら、6つほどの図書館にわかれて所蔵されていることが分かりました。これはこれで、少なくとも私にとっては大変です。
法学部教授
陶久 利彦