東北学院大学

法学部

3・4年生の皆さんへ、土樋キャンパスの桜の便り

2020年04月27日

 皆さんこんにちは、松浦です。2020年の明るい幕開けからは想像もできなった状況の一変に、戸惑われている方も多いのではないでしょうか。3年生になり土樋キャンパスに通学する準備をされていた方、4年生になり就職活動を進めながら、大学での「演習二部」あるいは「卒業試験」に取り組もうとされていた方、体調を崩された方、家族を支える方、それぞれの場所で精一杯過ごされていたことと思います。
 4月上旬、人気の少ない土樋キャンパスで桜が咲き始めました。

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 礼拝堂の桜は毎年早咲きで、桃色の花弁がきれいです。

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 国の登録有形文化財であるデフォレスト館。グラウンド側から撮影した桜。こちらも毎年我々を楽しませてくれます。
 今は耐える季節かもしれませんが、家族や友人や大切な人との日常がいかに大切か実感できることでしょう。お元気な方々は、深い思索の時間を与えられたと考えることもできます。かつて欧州でペストが蔓延した際にも、大学は休校を繰り返したそうです。アイザック・ニュートンが「万有引力の基礎理論」を発見したその時期は、後に「創造的休暇」とも呼ばれるようになったといいます。
 「時間がある」イコール「暇」と捉えることもできますが、「時間がある」イコール「自分が今できることをする」と考えれば、家族として、学生として、社会の一員として、あるいは一個の人間として、できることは数多くあるかもしれません。長いようでも時間は有限ですから、むしろ時間の不足を感じるかもしれません。
 教員である我々も、キャンパス閉鎖のただ中にあって、入手しにくくなった研究・授業資料にアクセスし、遠隔授業のために慣れないパソコンを操作して授業資料を作成し、新たな形での業務の遂行のために、忙しなく努力する日々を過ごしています。
 一日も早くお元気な皆さんにお目にかかれることを願っています。

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2020年4月26日 松浦 陽子