三須ゼミ・名古屋国際関係合同ゼミナールに参加
2022年12月10日
12月4日(日)に愛知県の金城学院大学にて、第44回名古屋国際関係合同ゼミナールが開催されました。愛知県の大学を中心に計7組のゼミが集まり、それぞれが主に国際関係に関するテーマで、各ゼミの研究成果を発表しました。今回は、今年2月にロシアがウクライナに侵攻したことを踏まえて、ウクライナ戦争に関連したテーマや、先日中間選挙が行われたアメリカの分断とSNSの関りなど、多岐にわたる内容が発表されました。
東北学院大学は「日本政治の危機から見えるもの」と題して報告をしました。そして安倍晋三殺害事件によって露見した一連の出来事を「日本政治の危機」として捉え、21世紀になって顕著になった、「宗教」との癒着による自民党政治の変質が、日本の国力衰退と密接に関係するのではないか、という問題提起を行いました。
このテーマは、政教分離が憲法で規定されているこの国で、なぜ「宗教」との癒着が生じたのかという素朴な疑問から選定しましたが、そこから発表にこぎつけるまではとても長い道のりだったと感じています。特にテーマの特性ゆえに、信頼できる情報を集め、それをまとめていくことにとても苦労しました。また、時間的な余裕もなく、加えて新聞報道などで情報が続々と更新されていくため、少しでも良い報告にするため、発表前日までZoomなどを用いてゼミ生同士で何度も話し合いを行い、三須先生にも何度も修正のご指導を頂きながら、発表直前に何とか完成させることが出来ました。
こうして迎えた本番では、なんとか発表自体はやりきったものの、スライドと読み上げのタイミングが若干ずれてしまったり、質問に十分に答えることが出来なかったりと、多少悔いが残る結果にはなってしまいました。しかし、他大学の先生から「今日の発表の中で一番面白かった」とのお言葉も頂き、内容自体は満足のいくクオリティのものを作れたと思っています。
全体を通じて、今回の合ゼミへの参加はとても貴重な経験になりました。仙台から離れた名古屋での開催だったこともあり、普段は中々関わることのできない地域の学生との交流はとても刺激になりました。今回の経験を無駄にせず、今後の生活に活かしていきたいです。
最後に、合ゼミという貴重な場に参加させて頂いたこと、私たちの研究に最後までご指導頂いた三須先生に感謝したいと思います。ありがとうございました。
文責:斉藤