東北学院大学

法学部

玉井ゼミが「第27回全国合同民事訴訟法ゼミナール」に出場しました

2023年10月30日

231030-1_4.jpg
231030-1_1.jpg 231030-1_2.jpg
231030-1_3.jpg 231030-1_5.jpg

第27回・全国合同民事訴訟法ゼミナールへの出場

 10月21日〜22日に、名古屋の名城大学で開催された「第27回全国合同民事訴訟法ゼミナール」に、玉井ゼミ(演習一部・二部)が出場しました。本年度大会では、14大学16ゼミが参加。総勢400名を超える全国の民事手続法分野を専門とするゼミに所属する学生が集結し、盛大に開催されました。
 玉井ゼミは、3・4年生合同でチームを形成し、民事訴訟法関係のテーマに3チーム、民事執行法関連のテーマに1チーム、倒産法関連のテーマに2チームの合計6チームがエントリーし、報告・討論に臨みました。
 今回が初めての正式参加のため、教員もゼミ生も手探りでしたが、約半年間、普段のゼミはもとより、夏休みの合宿や早稲田大学棚橋ゼミとの勉強会などを経て、本番ギリギリまで準備してきました。セッションの前日の夜中まで、ホテルのロビーに集まって最後の詰めの作業をしていた姿は、印象的でした。
 当日は、私(玉井)も、セッションの司会に入っていたため、討論の姿を見る機会はあまり多くありませんでしたが、終了後の様子や、他大学の先生方からのお話から、存分に準備の成果を発揮してくれたものと思います。ここまで努力されたゼミ生の皆さんに、心から敬意を表したいと思います。
 大会終了後の感想を、各チームの方から寄せていただきました。

(准教授 玉井裕貴)

ゼミ生の感想

◆ 合同ゼミへの参加は初めての経験で慣れないことも多い中、夏から班のメンバーと判例について一緒に考え、前日の夜まで準備をしてきました。班も3・4年合同のグループなので最初は難しいところもありましたが、時間をかけて会話の多い良い雰囲気のグループになったと思います。当日も合同ゼミの独特な空気感もあり、自分たちの準備不足を感じる部分もありましたが、悩みながらも議論を楽しむことができました。
 お互い分からないことが多い中でたくさん相談に乗ってくれた4年生、頼りないのに信じてついてきてくれた3年生、忙しい中相談や疑問に真剣に向き合ってくれた玉井先生には感謝の気持ちでいっぱいです。準備も含め充実した合同ゼミにすることができました。

(4年生 A.O.さん/最優秀賞受賞)

◆昨年度のオブザーバー参加を経て今年度より「全国民事訴訟法合同ゼミナール」に正式参加して参りました。 早稲田大学や慶應大学など、名立たる大学の中の一角として参戦し、果たして活発な討論ができるか不安な思いがありました。
 結論から言えば大学が全てではないということです。グループでの地道な活動を通して、本番に備え万全の準備を尽くしました。私たちのグループは最高裁の見解に対して反対する判旨反対派であり、議論をする上で中々困難なものでした。しかしながら討論は一方的なものとはならず、お互いに意見をぶつけ合う白熱した討論となりました。玉井ゼミでこれまで学んできた集大成としての力を発揮する良い機会であり、非常に有意義なものになりました。個人として、優秀賞という一つの成果を得ましたが、自分一人の力で為し得たとは思いません。グループでのより良い討論にするための惜しみない協力、その成果として表れたもので、グループの皆様に感謝すると共に、ここまでご指導くださった玉井先生に感謝したいと思います。
 そして来年度参加するゼミ生には周りの大学や空気感に気負いせず、自分たちの力を存分に発揮して有意義なものにしてほしいです!

(4年生 K.S.くん/優秀賞受賞)

◆ 東北学院大学は、今年度から初参加となりましたが、実際の討論の場では十分な存在感を示し、頭角を現すことが出来たと感じています。そう思った根拠としては、他大学の教員から製作した各種資料の意匠や分量、中身について好評が得られたこと、また対等な議論を展開できる流れを各チームそれぞれ作り出せたことが挙げられます。
 私自身も、全国各地の精鋭大学の学生陣と、民事手続法を共通言語として建設的かつ有益な議論が出来たことにただただ驚きを隠せません。日頃準備、調整を重ねてきたことが、良い形で報われたのは嬉しかったですし、生涯忘れられないかけがえのない財産となりました。更に、他大学の友人も増えまして、とても視野が広がりました。
 新年度は、後輩たちに今年度築き上げた土台を糧に、討論の一層の充実と、さらなる飛躍をお祈りしたいと思います。

(4年生 T.H.くん/優秀賞受賞)

◆ 私は今回が初めての参加となる合同民訴ゼミでした。準備段階では、テーマ内容を理解すること、判例や文献を読解することだけで精一杯でしたが、実際他ゼミの皆さんと議論をしてみると、司会の先生からの助言や質疑応答を重ねていく中でどんどん楽しくなってきて、準備時のモヤモヤしていた事がどんどん紐解けていくような初めての感覚、達成感を味わうことができました。他のセッションも見学して議論を間近で見ることで自分たちの改善点など学ぶことが多く見つかりました。今回合同ゼミに参加して得られたものを、今後の学習にも生かしていきたいと思います。

(3年生 N.K.さん)

◆ 初めて合同ゼミに参加し、様々な事を学べました。私の班のセッションは、3チームが参加するセッションで、賛成派が2チームありましたが、同じ賛成派でも着眼点が異なっており、判例を検討する際は結論だけではなく思考過程も大切だと学びました。また、判例の内容は非常に難しく、初めて聞く観客と対戦チームに対していかに分かりやすく伝えられるかという観点も重要であったため、全チームでパワポやレジュメの使い方に工夫がされていました。来年は今年以上に主体的になって動くことになるため、今年の経験を糧にしてさらに頑張りたいです。

(3年生 K.S.さん)

◆ 今回の全国合同民訴ゼミを通して、対戦した相手校の議論の展開の仕方やパワーポイントの見せ方などの様々な観点で学ぶことが多くあったと感じました。また、論の展開の過程において相手の意見が自分達よりも充実していた点や、質問に対して返答に時間がかかってしまった点など、自分達の発表における改善点を知る上で良い機会となりました。この反省を活かし、次回の合同ゼミでは予め修得しておく情報を今回よりも充実させるとともに、相手が聞いた際に自身の主張する意見が分かりやすいものとなるように努めていきたいと思います。

(3年生 S.S.くん)

玉井ゼミ・Instagramの紹介

 ゼミ生による、ゼミの活動記録を中心としたInstagramを随時更新しています。学生目線から見た「ゼミ」をぜひご覧ください。

231030-1_6.jpg