東北学院大学

法学部

阿部未央ゼミが5大学の東北ジョイントゼミに参加しました

2023年12月05日

 労働法ゼミ(3年生と4年生)は、11月26日(日)福島大学で開催された弘前大学、岩手大学、山形大学、福島大学との「東北ジョイントゼミ」に参加しました。この合同ゼミは、前任の高木龍一郎先生ほか東北の先生方が企画し、20年以上前から続いている伝統ある合同ゼミです。
 今年は総勢約90名が参加、5時間以上におよぶ報告・質疑応答が行われました。各大学のテーマは、弘前大学がカスタマーハラスメント、岩手大学がウーバーイーツのようなギグワーカー、山形大学が最低賃金、福島大学が高齢者の再雇用、学院大が育児休業で、最優秀賞は岩手大学でした。
 学院大の労働法ゼミは3年生24名が、後期授業が始まると同時に報告準備に取りかかりました。「育児休業」に関する現在の法制度では、「働くか休むか」の2択しかないことに注目し、働きつつ休業がとれる仕組み、業務を代わってくれた同僚への追加報酬制度など、若者らしいこんな制度があったらいいなと思うオリジナリティある主張を展開しました。賞にこそ届きませんでしたが、滉也くんを中心に、琴梨さん、志恵さんなど各班のリーダーも、他のみんなも工夫し協力しあいながら立派な報告・質疑応答ですばらしかったです。颯生くん監督の劇も、駿くんの編集も本物みたいに上手でした。みんなの成長ぶりを頼もしく感じ、仲が深まっていそうなことも嬉しく、打ち上げも楽しかったです。(教員 阿部 未央

ゼミ生の感想

 普段聞くことのできない他大学の報告を聞き、沢山の人と交流できるいい経験をすることができました。当日は、以前より確実に仲が深まっているゼミ生の姿が印象的でした。また、賞を取ることはできませんでしたが、素晴らしい報告をすることができたと思っています。この経験を今後の活動にも活かしたいです。(3年 薮田 琴梨

 普段は同じ大学の同じゼミメンバー内でのディベートですが、今回の合同ゼミは他大学を交えての発表だったので、自分たちだけでは思い浮かばない質問や感想をきくことができ貴重な経験でした。他大学の発表もすばらしく、長時間でも飽きることなく楽しみながら深く学べました。この経験を学外でも活かせるようこれからもがんばりたいです。(3年 皆川 颯生

 合同ゼミを通じて、大人数で1つの報告に向けて準備することの難しさとやりがいを痛感しました。これまでの大学生活において、4~5人程度のグループワークを行う機会はあったものの、今回のように20数名で1つの報告を作り上げることは初めてで、役割分担や、一人一人の異なる考えを汲み取って全体の主張を導くことが大変でした。
 一方で、大人数だからこそ、多角的な視点から問題を捉えることができ、自分1人では思いつかなかったであろう考えに辿り着いたり、分担の際、自分の求めているものを実行してもらうには、どのような指示を出せば良いか考えるきっかけになったりと、とてもいい経験になりました。
 結果的に賞こそ取れなかったものの、ゼミ生みんなで団結して、報告に向けて準備を重ねてきた数ヶ月間は、賞以上にたくさんのものを得られました。この経験を、残りの大学生活や社会人になってからの生活に活かしていけたらと思います。(3年 工藤 滉也

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