東北学院大学

教育・学術関係

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業 震災復興に向けて 国際会議と地域会議(20日) ・サテライト会議(21日) (取材のお願い)

2012年01月11日

 本事業が開始されて既に10ヵ月を経過しましたが、表記会議を下記の要領で1月20日、21日の両日、実施することになりました。
 20日の国際会議・地域会議は、本学地域構想学科がこれまでに蓄積してきた地域との付き合いと、東日本大震災の経験を繋げて、より健やかで永続的な地域社会の構築を模索するためのヒントを得ることを目的としております。
 また、21日にはサテライト会議として、同じく本学教養学部と東京情報大学による「フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える」と題した報告会が開催されます。
 2日間にわたる国際会議・地域会議、そしてサテライト会議ですが、ぜひぜひご来場いただき、 本学の震災復興への取り組みにつきましての取材方、よろしくお願いいたします。
 

1   「地域災害脆弱性の克服と持続基盤形成を促す大学・地域協働拠点の構築」

【シンポジウム】

 日 時

平成24年1月20日(金) *参加無料(事前申し込み不要)
【第1部 国際会議】  9:00~12:00 
【第2部 地域会議】  13:00~18:00 

会 場

東北学院大学土樋キャンパス 8号館5階 押川記念ホール

お問い合わせ

東北学院大学教養学部地域構想学科 宮城豊彦研究室    Tel 022-773-3505
 

2 第2回フォーラム 「南蒲生/砂浜海岸エコトーンモニタリング」フォーラム

日 時

平成24年1月21日(土)    *参加無料(事前申し込み不要)
【サテライト会議】    13:00~16:30 

会 場

東北学院大学土樋キャンパス 8号館5階 押川記念ホール
 

お問い合わせ

東北学院大学教養学部地域構想学科 平吹義彦研究室   Tel  022-773-3706
 

プレスキット


1    私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「地域災害脆弱性の克服と持続基盤形成を促す大学・地域協働拠点の構築」
 シンポジウム
平成24年1月20日(金) 9:00~18:00


【タイムテーブル】

【第1部 国際会議編】        司会:楊先生・アンドリュー
 9:00-9:10    開会挨拶(星宮 望学長)    開会のあいさつ 学長
 9:10-9:20    趣旨説明 (宮城豊彦)    ミレニアムクラスの複合災害を克服するための新しいパラダイムの構築
 9:20-9:40    宮城豊彦    東日本大震災における海岸林の津波減衰効果
  9:40-10:00    Charlchai/Thudchai 南タイにおける2004年インド洋大津波の被害とその修復
10:00-10:20    Vien Nock Nam/Le van Sinh ベトナムホーチミン市カンザ地区のマングローブ林における激烈な破壊とその修復
10:20-10:40    Yeqiao Wang 気候変化モニタリングおよび予測と自然災害へ適応への意思決定支援:アメリカ合衆国東部の事例
10:40-11:00    呉 正方     長白火山における災害過程の数値シミュレーションと早期警戒技術
11:00-11:20    崔 成吉 韓国東海岸における、2002年台風ルサによる土石流災害とその地形条件
11:20-12:40    朴 志君    韓国東海岸における中期完新世以降の斜面崩壊の発生史
11:40-12:00    馬場繁幸・渡辺 信 琉球大学熱帯生物圏研究センターからの報告

昼食
 
【第2部 地域会議編】    司会コーディネーター:宮城豊彦・高野岳彦・日本語のみで実施
13:00-13:10    趣旨説明(宮城豊彦) 地域災害脆弱性の克服に関する地域協働型研究の意義地域からの報告
13:10-13:30    鈴木 亨        七ヶ浜町花渕浜地区における自主防災組織の行動
13:30-13:50    遠藤 勝・西川信男    塩釜市浦戸野々島における被災状況と震災対応
13:50-14:10    佐藤浩明・荻野繁樹    七ヶ浜町の震災対応と復興のあり方
14:10-14:30    渋谷大司・熊谷信太郎    多賀城市における都市型防災対策と震災対応
14:30-14:50    佐藤健一        気仙沼市の激烈な震災・津波を乗り越える防災
 
《休憩 14:50-15:00》

    研究者からの報告
15:00-15:15    増子正・大澤司伸 震災時の若林区における民生委員の行動
15:15-15:30    松本秀明 津波堆積物からみた2011年巨大津波と古津波の規模
15:30-15:45    川島秀一 津波記念碑からみた三陸沿岸の生活文化
15:45-16:00    植田今日子 なぜ津波常襲地に人々は帰るのか 気仙沼唐桑舞根地区からの報告
16:00-16:15    岡崎勧造・鈴木宏哉・佐々木桂二 被災地子どもの運動による健康支援活動
 
《休憩 16:10-16:20》
 
16:20-16:35    岩動志乃夫 被災地における食品スーパーの再開状況と今後の対策(仙台市泉区・太白区の事例)
16:35-16:50    柳井雅也 復興特別区域(復興特区)を活用した地域づくり
16:50-17:05    平吹喜彦・ 富田瑞樹・菅野洋・原慶太郎 持続可能な地域づくりに向けた海岸エコトーン・プラットフォーム構築: 協働による調査・提案・復興支援
17:05-1720    富田瑞樹・菅野洋・鴇田朋允 南蒲生新浜/海岸エコトーンモニタリングネットワーク海岸エコトーンモニタリングからわかってきた生態系の自己修復プロセス
17:20-17:35    原慶太郎・平吹喜彦・ 富田瑞樹 海岸エコトーンモニタリングから始まるランドスケープ再生
17:35-17:50    内山庄一郎・林一成・齋藤綾子・宮城豊彦    東北学院大学における地域情報カスタマイ ズユニットの構築とGIS防災地図作成の将来像
18:00     閉会
 
 

2  私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
 第2回フォーラム「南蒲生/砂浜海岸エコトーンモニタリング」フォーラム
平成24年1月21日(土)  13:00~16:30

【趣旨と内容】
このフォーラムでは、 仙台市宮城野区新浜「南蒲生/砂浜海岸エコトーンモニタリングサイト」で観察された生き物の損傷と再生の様子を、 この「海と陸、河川が織りなす境界領域(海岸エコトーン)」特有の多様な土地環境(立地)の実態とともに紹介します。
 そして、 この報告を踏まえて、“生かされた“私たちが構築すべき「深い悲しみを二度と繰り返さないための復興」、 「地域の自然特性に順応した、持続可能なふるさと」とはどのようなものなのか、 またその実現に向けてどういった取り組みが必要となるのか、 参集者一同で話し合い、アイデアや課題を共有したいと思います。
 市民、 行政・NPO関係者の方々はじめ、地域と復興を支える皆さんのご来場をお待ち申し上げております。

◆話題提供
 (1) 復興を支援する‘海岸エコトーン’の視座 そして仙台湾南蒲生モニタリング 平吹喜彦(東北学院大学・教養学部)
 (2) 仙台湾砂浜海岸エコトーンにおける大震災前後の微地形変化 斎藤綾子((株)宮城環境保全研究所)
 (3) 南蒲生モニタリングサイトにおける植生多様性と巨大津波の影響 菅野洋((株)宮城環境保全研究所)
 (4) 南蒲生モニタリングサイトにおける海岸林の現状 -大規模攪乱からの再生可能性- 富田瑞樹・鴇田朋允(東京情報大学・総合情報学部)
 (5) 巨大津波後の仙台湾砂浜海岸エコトーンの虫たちのゆくえ 郷右近勝夫(東北学院大学・工学部)・五十嵐由里・斎藤勝雄・高橋雄一  (宮城昆虫地理研究会)
 (6) 巨大津波が海岸林の鳥類相に与えた影響 杉野目斉(日本鳥類標識協会)
 (7) 巨大津波による海岸林の破壊と襲来波高の関係、そして復興計画へ 宮城豊彦・森谷綾香(東北学院大学・教養学部)
 (8) 南蒲生モニタリングサイトから砂浜海岸エコトーンの景観再生へ 原慶太郎(東京情報大学・総合情報学部)
 
◆意見交換
◆総括
 
 主催: 「フォーラム 仙台湾/海岸エコトーンの復興を考える」実行委員会、東北学院大学、東京情報大学
 後援:日本景観生態学会、自然環境復元学会・協会、東北学院大学災害ボランティアステーション       

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