東北学院大学

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学生ボランティアのあり方について意見交換した「震災復興・地域再生と学生ボランティア」シンポジウム開催報告 学生フォーラム・市民フォーラム編

2013年12月26日

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 学生フォーラムの初日は、基調講演に続き、押川記念ホールを会場に「東日本大震災と学生ボランティア」をテーマにスタート。陸前高田市でインターンシップ活動を行った早稲田大学、子どもたちとのコミュニケーションを深めた宮城学院女子大学、そして被災された方々から話を聞くことの重要性を解いた本学が参加し、それぞれの活動を報告しました。
 「大学と地域社会の新たな関係づくり」をテーマにした2日目は、8号館3階の第3・第4会議室を会場に、復興支援活動と防災教育の取り組みを報告した東北福祉大学、震災を風化させないために情報を発信していくことを訴えた桜美林大学、陸前高田市などで住民と共に花壇整備を手伝った北陸学院大学、気仙沼市と南三陸町で復興インターンシップを行った名古屋学院大学、台風18号で被害を受けた滋賀県高島市でボランティア活動を行った立命館大学、南三陸町で復興支援インターンを行った西南学院大学が参加。こうした活動報告に加えて報告者による討論会も行われ、各大学の考えを述べる有意義な場となりました。

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 同じく2日間に渡って行われた市民フォーラムでは、初日に押川記念ホールにおいて、「転換期における生活支援と産業再生」、2日目は第3・第4会議室において、「大学と地域社会の新たな関係づくり」というテーマで、NPO法人や大学職員などの報告者より、どのように被災地と向き合い、どのように被災された方々へ接してきたかなどが報告されました。

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 2日間に渡って学生ボランティアのあり方を考え、さまざまな意見交換が行われた今回のシンポジウム。閉会時に、郭基煥東北学院大学経済学部教授、災害ボランティアステーション所長が「人間にとって絆がいかに重要であるか。そして、大学間ネットワークを構築し、今後起こりうる大規模災害に可能な限り対応できる形に変えることが、我々の責務である」と訴え、さらに「大学間連携災害ボランティアネットワークの常設化に向けた宣言」を宣言し、シンポジウムは終了しました。

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